母がADHDなのではないかということに気がついたのは
ごくごく最近、一昨年(2018年)のことでした。
認定調査員さんや、かかりつけ医さんには「ADHDだと思います」とは伝えるものの
「なにそれ?」という顔をされることも少なくありません。
高齢者のADHDは、まだまだ認知されていないと思います。
私は、母の状況が、普通の認知症とは少し異なると不思議に思って
いろいろ調べているうちに、たどり着いたのです。
コウノメソッドの河野先生がいろいろなところで言及されておられ、力になりました。
名古屋フォレストクリニック・河野和彦院長に聞く「発達障害と認知症を併発した際の特徴」とは|tayorini by LIFULL介護
「元気すぎる老人症候群」…この言葉があまりにも胸にイタイ。
でも、それを個性として尊重しつつ、よいほうに伸ばして
上手に認知障害とおつきあいするのがベターだと思うのです。
元気だもんだから、周りも見た目を信じ込んでしまい
できないことや困ったことを見逃してしまいます。
本人もいい顔をしたいので「困った」とは言わないし、隠します。
でも本当は、大いに困っているのでした。
母が、ブックカバーを裏返しにして、認知症の本を自分で読んでいるのを見つけ
自分でわかっているんだな…と気づきました。可哀想になりました。