「新型コロナウイルスをやっつけよう!」
「人類がウイルスに打ち克つ…」
といった言葉を耳にするたびに少し違和感を覚えます。
私は医療従事者ではないし、これから述べることはエビデンスも何もなく
ただ漠然と感じているだけのことです。
それから私は、節分の豆まきで、「鬼は外!」とは言わないタイプだということを
先にお伝えしておきます。白黒ハッキリさせることも苦手です。
端的に言うと、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策における
最終目標は抗体の獲得。
感染したけれど無症状、または重症化せずに抗体だけ獲得するのが
理想的じゃないのか? ということです。
ただし、無症状で済ませるコツや、重症化させないポイントはだれもわからないので
わたしたち、一般人が怯えるのはごく当然のこと。
でも、「やっつけろ!」はなんか違うんじゃないか。
インフルエンザと同様、そもそもウイルスをやっつけられるわけもなく、
人類の叡智を…なんて考えるのはとんだ思い上がりでは?
ウイルスとの共生を目指すほうがリアルじゃないんでしょうか。
そのためにもこまめな手洗いと換気は重要で
睡眠時間をたっぷり取って、
できる限り基本的な免疫力を上げておくのは大事なことなのでしょう。
あとは、大量のウイルスに一気にさらされないようにすることが
重症化を防ぐポイントになるんでしょうかね?
このあたりは全くわかりませんが、おうちで過ごすのはとてもよさそう。
拡散者にはなりたくありません。
新型コロナウイルスは、全人口の6~7割が抗体を持つと(8割とおっしゃる方も)
収束していくのではないかとも言われています。
奇妙な特性を持つウイルスで、寡黙で水面下で着実な活動を行ったかと思うと、
善意を試すような振る舞いを見せるなど、
「人間性を問うているのか!?」と思うことさえあります。
“思いやり”は感染爆発を防ぐ、非常に有効な手段のようにも思います。
もしかして、新型コロナウイルスって、
地球の健康を守るためのワクチンみたいなもの?と思うことも。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大を抑えるために、
強制的に経済活動が抑えられることで
いちばんホッとしているのは地球じゃないのか!?
重症化させず、いのちを落とさず
上手にいなす方法はないものか。
今この時も戦い続けてくださっている医療従事者に感謝しつつ
新型コロナウイルスに思いを馳せています。
罹患した方が少しでも早く回復されますように。