昼食時、テレビにNHK大河ドラマの『麒麟が来る』再放送が映っていました。
懐かしいな。
先週日曜日の夜、母とふたりで視聴した放送です。
『いだてん』は早々にリタイアした母も、『麒麟が来る』は内容がわかる模様。
視聴しながらしょっちゅう私に話しかけてきます。
致し方ないとはいえ、私は視聴するドラマは集中して観たいく、若干苦行です。
我が家のチコちゃん(5歳)はやかましい…。
「ねえねえ、麒麟はだれ?」「なんで麒麟なの」
──麒麟は、平和の世をつくるという比喩だよ。
中国の故事で、国が平和になると麒麟が現れるというのに基づいているんだよ。
「ねぇねぇ、越前ってどこ、どこ?」(十兵衛らが落ちのびる先が越前と聞いて)
──福井県のあたりだよ(面倒なのでこのへんに城が多いことは言わない)。
「ぷぷぷ、ヘンな顔!」(朝倉義景役の顔を見て非常にウケている)
── ※ノーコメント。
「毒? 毒? これ毒なの!?」
(クライマックスの信長と弟・信勝(信行)のシーンを見ながら)
── ※ノーコメント(ああ、毒だとも!!!)
番組終了後に『大河紀行』が流れているときにふと気になって
──おかあさん、さっき話した
麒麟って、動物園のキリンじゃないからね!
キリンビールのマークのキリンね。
「そんなのわかってるよ~!!(抱腹絶倒)」
いや、私の頭の中に一瞬、ほわんという顔をしたジラフさんが
のっしのっしとやってくる絵が浮かんだもので。
…キリンが来る。
どうして、たかだか1週間前のことがこんなに懐かしいのか。
今週の朝ドラ『エール』の関内光子さん(薬師丸ひろ子さん)によると
「もう心がそこにないから、懐かしく感じる」ためだそうです。
なんかしみちゃうな。