高齢ADHD母の遠距離介護記録

89歳独居の母は要介護1。高齢者のADHDと。東京~九州で、遠距離介護しています。私1965生。介護しながら母娘関係をおさらい、修復しています。

90歳でも100歳でも女性ですっ。高齢母の娘への嫉妬

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Twitterでコメントをいただいたことで
昨日のお話…娘ダメキャラでお茶を濁すのは、
母の娘へ対する嫉妬をかわす術のひとつだな…と思い当たりました。
気づき、でしょうか。どうもありがとうございます。
 昨日の記事はこちら ⇒ 高齢母、娘のダメキャラに大喜び


以前、母から娘への嫉妬について、ブログで書いたことがあります。
 過去記事 ⇒ ADHD的虚言!?「お骨が入れ違っている!」

母の嫉妬を「ある」と認識することで、自分の行動が変わったと思います。
おかげで、母に対して、「お母さん」ではなく、
ひとりの人間、ひとりの女性として見ることができるようになりました。
私の中の小さい人が甘えたい「お母さん」はもういない…
母への甘えが小さくなり始めた瞬間だったと思います。

娘に嫉妬なんてしないわよ!という方が多数派なのかもしれません。
母が娘に嫉妬するのは、あくまでうちの話。
マイノリティの話だと思って
これご覧になったお母様方、お気を悪くなさらないでください。


思い起こせば、十代の終わりから二十代前半、帰省をすると
長い髪の私に母は、「似合わないから髪を切れ」とよく言いました。
言われると相応には凹みます。
その後で、私ひとりのときに父が話しかけてきました。
「お母さんはフクの若さと、豊かで黒い髪に嫉妬しているだけだ。
お母さんは美しい黒髪が自慢だったのに、もう二度と手にできないんだ。
だからフクの髪はそのままでいいよ」と、父(亡き父に感謝)。

そのときは「え?どうして?」と思いました。
でも今ならよくわかります。
ほんのちょっと前までは自分にまとわりついてきた幼子が
いきなり大人びて、生々しくオンナになっていくのですもの。
私は子なしですが、もしも娘がいて外にいるうちに美しく成長したら
きっと母と同様の反応かもしれません。
白雪姫の継母にシンパシー感じちゃう
自分への愛に不安のある人は、こんな嫉妬の感情を持ちがちではないでしょうか。

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母の根底にも不安や寂しさが強くあるので、
それが嫉妬みたいな形をとりがちです。
嫉妬って、抱えているほうもずいぶんしんどくて
嫉妬している事実が静かに自尊心をむしばみます。
本来自分は存在しているだけでいいのに、猛烈な不安がベースになり
「お前が美しいに決まっているじゃないか」と答える人もいないのに
何かほかの能力のあるものと(自分が勝手に)比較してしまう。

せつねー。

だって、解消するなら、イエスマンの魔法の鏡を手に入れるか
自分で気づかない限り、出口ないですから。


生理があがっても、子宮や卵巣、乳房を失っても、
90歳でも、100歳でも、いのちある限り
母は女性です(たまに別の性に目覚める人もいるかもですが)。
それは尊重されなくちゃいけないと思います。
たとえ認知障害が出ても、
女性を思い出す瞬間はあるはずだと思っています(忘れたふりするでしょうけど)。

というわけで、
嫉妬の導火線に火をつけないように、ダメキャラ振りまきながら
「母の自尊心をくすぐっている」のかもしれません。

いいの、いいの。
終わりよければすべてよしと思うのです。
かつてどんなにシュールにモメモメ母娘でも、
大団円ならいいじゃないですかぁ。