Twitterでコメントをいただいたことで
昨日のお話…娘ダメキャラでお茶を濁すのは、
母の娘へ対する嫉妬をかわす術のひとつだな…と思い当たりました。
気づき、でしょうか。どうもありがとうございます。
昨日の記事はこちら ⇒ 高齢母、娘のダメキャラに大喜び
以前、母から娘への嫉妬について、ブログで書いたことがあります。
過去記事 ⇒ ADHD的虚言!?「お骨が入れ違っている!」
母の嫉妬を「ある」と認識することで、自分の行動が変わったと思います。
おかげで、母に対して、「お母さん」ではなく、
ひとりの人間、ひとりの女性として見ることができるようになりました。
私の中の小さい人が甘えたい「お母さん」はもういない…
母への甘えが小さくなり始めた瞬間だったと思います。
娘に嫉妬なんてしないわよ!という方が多数派なのかもしれません。
母が娘に嫉妬するのは、あくまでうちの話。
マイノリティの話だと思って
これご覧になったお母様方、お気を悪くなさらないでください。
思い起こせば、十代の終わりから二十代前半、帰省をすると
長い髪の私に母は、「似合わないから髪を切れ」とよく言いました。
言われると相応には凹みます。
その後で、私ひとりのときに父が話しかけてきました。
「お母さんはフクの若さと、豊かで黒い髪に嫉妬しているだけだ。
お母さんは美しい黒髪が自慢だったのに、もう二度と手にできないんだ。
だからフクの髪はそのままでいいよ」と、父(亡き父に感謝)。
そのときは「え?どうして?」と思いました。
でも今ならよくわかります。
ほんのちょっと前までは自分にまとわりついてきた幼子が
いきなり大人びて、生々しくオンナになっていくのですもの。
私は子なしですが、もしも娘がいて外にいるうちに美しく成長したら
きっと母と同様の反応かもしれません。
白雪姫の継母にシンパシー感じちゃう。
自分への愛に不安のある人は、こんな嫉妬の感情を持ちがちではないでしょうか。
母の根底にも不安や寂しさが強くあるので、
それが嫉妬みたいな形をとりがちです。
嫉妬って、抱えているほうもずいぶんしんどくて
嫉妬している事実が静かに自尊心をむしばみます。
本来自分は存在しているだけでいいのに、猛烈な不安がベースになり
「お前が美しいに決まっているじゃないか」と答える人もいないのに
何かほかの能力のあるものと(自分が勝手に)比較してしまう。
せつねー。
だって、解消するなら、イエスマンの魔法の鏡を手に入れるか
自分で気づかない限り、出口ないですから。
生理があがっても、子宮や卵巣、乳房を失っても、
90歳でも、100歳でも、いのちある限り
母は女性です(たまに別の性に目覚める人もいるかもですが)。
それは尊重されなくちゃいけないと思います。
たとえ認知障害が出ても、
女性を思い出す瞬間はあるはずだと思っています(忘れたふりするでしょうけど)。
というわけで、
嫉妬の導火線に火をつけないように、ダメキャラ振りまきながら
「母の自尊心をくすぐっている」のかもしれません。
いいの、いいの。
終わりよければすべてよしと思うのです。
かつてどんなにシュールにモメモメ母娘でも、
大団円ならいいじゃないですかぁ。