きのうの朝、仏間のある2階に、ふふふーん♪と上がって行ったら、
母の部屋の前で見覚えのある赤い箱を発見しました。
キミ、なんでここにいるの?
本当はコレ。
私が「生存確認できるから、センサーだけでも、ま、いっか」とした
テルボの付属品、ドア振動センサーです。
母の生存確認用に、母の部屋の入口に取り付けたものでした。
やられました。
1階に降りると、食卓についた母が
「あの赤いのなに? 気持ち悪いっ」
…そっか。気持ち悪いから、とっちゃったんだな。
「これで生存確認するよ」「うん、わかった」って、
おととい一緒に確認したよね。
これ、両面テープ接着で、予備がないからもうくっつかないよ(泣)。
えらい高いクマのぬいぐるみをかったことになるぞ、おい。
ちょっと絶望的な気持ちになりました。
だって、昼過ぎには私は帰京するし、
時間もないし、できることは限られています。
「もう泣いてもいいですか」と思いながら食器を洗っていると
ふとアイデアが降りてきました。
そっか、フックをつけて下げたらいいんだな!
ドア振動センサーには、もともとノブに下げるための
ストラップがついていたことを思い出しました。
フックなら1個ぐらい工具箱に紛れていそうです。
かなり古びたL字フックをねじこんで、
センサーつけました。
母に見せたら、「この赤いのが気持ち悪い」と言うので
「電話がつながらないときの生存確認用なんだから!」と言うと
「もうっ、早く死んだらいいんでしょっ!」と母。
ギャフン。
……そうですね。私に、やさしさが足りていませんでした。
再び母が「気持ち悪い」と言わないように
今度は但し書きもつけてみました。忘れてもいいようにね。
絵は、先日の画伯の作品です。
母からは「文字がみづらい」とたいへん不評でした。
いつまでこれでもつかな…。
楽しげなのでヨシとしよう。
今日もTwitterでフォローしている方のつぶやきで
「介護はトライ&エラーの繰り返し」という言葉を拝見し
胸熱でした。みなさんの行動や思いや知恵に
救われています。
ひとりで取り組んでいたときよりずっと気持ちが軽いです。
キレられたり、
こちらがムキーッとなる日もありますが、
できることなら寄り添っていきたいものです。
ところで、帰京して感じること。
母の扉尾開け閉めの様子が、
私のスマホにリアルに届くのはかなりうれしい。
つながっている感ハンパないじゃないですか、これ。ドア振動センサー。
ちょっぴりストーカーぽいけどね(違います)。
テクノロジーって、すごいな。これも胸熱。
母部屋のテーブルの上にいた子分です。
楽器も持ってるし、足元にさらに子分が増えているんですが…大汗