認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

「親をバカにするな!」高齢親の自尊心を傷つけてしまった

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今回の介護帰省のいちばん大きな失敗はこれですかね。
親をバカにするな!


ごめんね、母さん。私の書き方が悪かったです。
ひと言多かった。
ホントは、ひと言多い部分が、一番言いたかったことだけど。それではあかんのです。
親のプライドを傷つけるのが一番だめだ…_| ̄|○


母は時間に合わせて出かけるのが苦手。
恐らくストレスに感じるのでしょう。
まちに出かけるときは、うちから20秒くらいのところにある
バス停からバスに乗って出かけますが
「11時10分のバスに乗る」ことに集中しようとして
結果、乗り遅れることが少なくありません。
時間そのものを取り間違えることもあるし
出がけ直前にほかのことに夢中になってしまうこともあります。


だから私が東京に帰る日は朝から大騒ぎ。
「何時に帰るの?」「何時のバスなの?」「飛行機は何時?」「うちにつくのは?」
大げさでなく50回は聞いてきます。
先日、兄が帰るときに同じ目に遭っているのを見て
(兄には我慢するように先に伝えておきました)
そうだ、大きく書いてわかるようにしておけばいいと気がつきました。


そこまではよかったんだけど。


私が東京に帰る日、
昼ご飯を母が作ってくれることになりましたが
11時半にご飯を食べるというのに
10時すぎにはつくりあげ、ものすごく巻いてきます。
母が焦りまくり、多動フラッシュ!が発動です。
それでふつうに時間を書くだけでは物足りず
おちつこう おかあさん」と書いてしまった。トゲがあった。
そしてもちろん、トゲが伝わり…。
娘にバカにされていると感じさせてしまいました

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次に見ると、この紙はテーブルの片隅に追いやられており
裏には殴り書きがしてありました。
一番上の画像がそれ。


ひと言多い以外にも私の書き方が悪いです。

母が作るつもりなのに
 ×「ごはんは11時30分から」ではだめ、わからない。
 ○「11時からご飯を作ってね」にすべきでした。

母が時間の逆算がまったくできないことを
私はようやく今になって認識しました。
私だってそんなに得意じゃないのにね。ごめん。
もちろん母には、「わからないことがわからない」ので
暴力的になるorかんしゃく起こすしかなくなっちゃいます。
_| ̄|○

それでいうと、泣きわめかれず、ものを投げつけられなかったので
ギリギリセーフといえるのかも…。イヤ、やっぱりだめ。

東京についてから
「イヤな思いをさせてごめんね」と電話で詫びると
「すぐ忘れるし、引きずらないから大丈夫。 
 またたっぷり汚して散らかしておくから、
 7月待ってるよ(^_^)v」と、電話の向こうの母。

…気遣いはありがたい。でも、それはそれで、かなりコワイです、母さん。

もうひとつ、反省点は
うちの母は前倒しで焦るので、
時間を予定よりも遅く書くほうがまとまります。
母が焦り始める時間に
「じゃいってきますね~!」とできるからです。
この辺は人によって鯖の読み方が違うでしょうね。

しかも12時50分はわかりにくい。←私も逆算しにくいです。
ので、「1時」と書き直しました。

トライ&エラー。
エラーを活かしてアップデートしていくぞ…。