高齢ADHD母の遠距離介護記録

89歳独居の母は要介護1。高齢者のADHDと。東京~九州で、遠距離介護しています。私1965生。介護しながら母娘関係をおさらい、修復しています。

90歳、同世代女友達

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「Aさんが足の具合を悪くして、おうちを出られなくなっちゃったの。
気の毒だ。可哀想だ…」


6月の介護帰省中に、母から何度聞いたことでしょう。
夕方に、母がどこか出かけたなと思ったら、ほどなく帰ってきて
Sさんのお宅に様子を見に行っていたというのが毎日続きました。
よほど気になるのでしょう。


Aさんは母と同世代。
うちから徒歩5分ほどにお住まいの
気品のある高齢女性で、謡の先生をされています。
母曰く「やっぱりね、同年代は特別なのよ」。
お隣さんやお向かいさんなど、
ご近所にとてもお世話になっている母ですが
同年代のAさんとのノリは格別なんだそうです。
そういうの、ちょっとわかるような気がします。
しかも互いにパートナーに先立たれ、
子どもは遠隔地に住まう独居高齢者。
寂しさを分かち合うことができ
同志感、半端ない。


よくAさんに
「たまにはおいしいものでも食べに行きましょうよ」と
ランチに誘っていただいていた母。
「Aさん、あんなにお出かけ好きなのに、もう行けないっておっしゃるのよ。
バスのステップに上がれないから、バスに乗れないって。
それで、お店にお出かけできなくてもいいから、
近所の公園のお散歩だけでも一緒に行きましょうって、誘ったのよ。
Aさんひとりくらい、あたしが担いであげるから!って」


…母さん、どの口が言うの!?


母がAさんを支えながら公園に連れ出して、
ペしゃっとふたりとも倒れて、Aさんにケガをさせてしまうことを妄想し
薄ら寒くなりました。
本当にやってしまいそうなところがコワイです、多動の母。


でも、やっぱりわかるなぁ。90歳も近くなり
先輩も友達たちも多くが先に逝ってしまうなかで
残された同世代の友は互いにかけがえのない存在でしょう。
きっと、あの人も頑張っているから私も…みたいに感じるんでしょうね。


次回の介護帰省の折には、Sさんにもお土産用意して
母と一緒に、私もご挨拶に伺おうと思っています。