夏は害虫がキツい…と何度か書きました。
この温度と湿度に誘われて、気を抜くと結構出てきて、増えます。
私が東京にいる3週間の間に、実家はなかなかシュールな状態になります。
とくにキッチンがひどい。
実家がきたないと嘆いている方、
大丈夫ですよ~。うちもなかなかきちゃないです。
介護帰省したら、まず手を洗って(洗面台を掃除)、
トイレ行って(トイレを掃除)、仏壇に挨拶して、
買ってきたお弁当を母と二人で食べたら、
心を「無」にしてすぐにキッチンに入ります。私の中でカーンとゴングが鳴る瞬間。
涌きいで、飛び立つ害虫や、カラフルなカビの生えた惣菜などなど
目を背けたくなるもの、悲鳴を上げそうになるものが、
いくつもあることは大前提です。
寒さでムシが死に絶える冬に比べて、夏場はとくにひどい。
調理台の上、ガス台に放置された鍋の中、
電子レンジの中、炊飯器の中、冷蔵庫の中、流しの下、食品庫の中…
でも、幸いなことには、そこには人の死体も、小動物の死体もないのだから、
そこは安心して
いちいち現れるモノにリアクションしないよう、
心を「無」にして、手だけを動かします。
反応してはいかんのです。
ひとつは自分のため。無に徹するためにも無反応で。
もうひとつ大事なのは
だってリアクションしたら、その声で母が驚かせるかもしれない。
驚かなくても、イヤな気持ちになるでしょう?
私が母の立場なら、めっちゃイヤです。「イヤなら来るな💢」と思うでしょう。
自分が片付けできないこと、母はわかっていますから。
「きれいにしてよ」「片付けようよ」
「いい加減にして」「なんでできないの」なんていうのは
無理なのです。もう絶対無理。
そこは自信を持って代弁できます。
努力の問題じゃないんだよ。もともと持っている傾向なの。
できないものはできないの! できればこうなってないの!!
だってADHDだもん
※人によってここは「アルツハイマー」「認知症」などに変わると思います。
私は開き直っていいと思う。そういうことはできる人がやればいいのだ!
※母は自分がADHDだとわかっていませんが。
私の作業中、母はふつうにテレビを視聴しています。こっちを見もしません。
母なりの考えがあってこそなんじゃないかと推察します。
娘が掃除する姿を見ると、自分の落ち度を見せつけられている気がするし
娘が食品廃棄するのを見ると「もったいない!」とかみつきたくなるし
(私が廃棄するものは、食べられなくなったものですが)
気がつかないフリをしているほうがいいかな…、もしくは
本当にわからないか(私は静かに任務遂行するし、母は難聴で、作業音は聞こえません)。
落ち着いた頃にフラ~ッと現れて
「コマネズミさん、たいへんね(*^_^*)」と言って笑います。
どうも、コマネズミです。
片付けしている時に、
悲鳴は出さない、代わりに、息をのむ、ように心がけています。
ヒッ。
となった惨状がこちらです、ムシが苦手な方はここから下は決して見ないでください。
コバエ舞い、あとこちにショウジョウバエのサナギだらけになっていました。壁も…
塩と香辛料はコバエにいい環境でもなかろうに…
母は洗いが適当なところがあり
包丁立てにある清潔なはずの包丁も、残念なことになっています…
調理台は片付きましたが、妖怪アンテナが立つので
流しの下を開いてみると
焼き肉のタレのフタが開いていて、これもコバエの巣窟に…。
母は家中にあるフタというフタすべてを、閉めることができません…
このあとちょっとトラウマで、白ゴマを避ける傾向にある私です。
これも一切母には言いません。
そういえば高校時代の下宿先では
醤油差しの中で、コバエが無数に育っていました。
下宿のおばあさんがお留守の間に、醤油差しを全部あけて、洗い
こっそり中身を新しい醤油に変えておきました。
それから、牛丼チェーン店の紅ショウガの器の中で
育っているのを発見したこともあります。
コバエ、侮れません。
7月の帰省時は、ハニートラップを作ろうと計画中です。
(外部リンク)
そういえば以前は、実家にノシメマダラメイガがうじゃうじゃいて、
米びつと食器棚が悪の巣窟になっていました。
(外部リンク)
www.naro.affrc.go.jpこれは、掃除の甲斐あって、完全制圧できました(気を抜いてはいけないけど)。
長い長い戦いでした…。
害虫を駆除し、ゴミを出しまくり、1時間ほどで掃除が終われば、
キッチンは私の基地に変わります。
天下取ったどー!!