認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

民生委員さんとの情報交換

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実家そばの公園。この日の晩は霧が出ていてちょっと幻想的でした。

今回の豪雨災害でも、各地で民生委員さんたちが奮闘なさり

たくさんのいのちを救っておられました。頭が下がります。

 

いざとなったら、ウチの地域の民生委員さんも

きっと責任感もって活動されることだろうと思います。

 

担当の民生委員さんと私のつながりができたのは

母の救急搬送と入院がきっかけでした。

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55enkyorikaigo.hateblo.jp

 

以降はすっかりお世話になっています。今回も

「帰省しています。お目にかかりたいです」とショートメールして

お目にかかって情報交換できました。

いつも月の半ばに介護帰省していることを、

民生委員さんにはお伝えしています。

母のことで気になったことはノートにメモして、私に伝えてくださいます。

 

電話故障事件もすでにご存じでした。私が知らなかったこととして、

母はお隣にSOSを出して、お向かいさんにSOSを出すまでに

自宅からすぐ近くの公民館を訪ねたそうです。「113に電話して欲しい」。

 

対応したのが、まだ入りたてで、母の状況をよくわかっていない方で、
十分な対応ができず、

イラチな母は待ちきれず、お向かいさんにSOSしに行ったようでした。

公民館では

「夕方娘から電話がかかってくる。

心配かけるからそれまでに直さないと」と何度も言っていたそうで

民生委員さんは、「ちゃんとわかってる。えらい!」とおっしゃっていましたw。

ただ、やはり問題高齢者扱いではあるんだなと痛感した限りです。それでいいのですが!

 

民生委員さんは、最近はいつも週に一度の移動販売車が来るときに

母を含め、地域の独居高齢者の様子をまとめてチェックしているそうです。

 

そのときの母の様子も教えてもらいます。

母は、民生委員さんも驚くほど、大量に買い物することがあるらしい。

買い物カゴの中にイチゴが2パック入っているので

「2パックは食べきれないかもしれないですよ?」といさめたら

「あら、そうかしら」と1パックだけにしたとか。

 

やはりその移動販売車の時に
母が、近隣の方に名前を呼ばれても無視すること。

近隣の方が目の前で顔を見せて話しかけても、顔を見ても無視したままのことがあること。

居合わせた地域の方から「あの方は大丈夫?」と、
民生委員さんが聞かれることもあるそうです。

「聞こえが悪いせいよ。お年寄りはマスクしてたらわからんこともある」と

フォローしてくださるらしい。そして、その通りだと思います。

「『今度は、腕に触れて話しかけてみて』って言ってるから」とニッコリ。

ありがたい限りです。

たしかに民生委員さんは母に話しかけると同時に触れていらっしゃいます。

「声が大きければいいってもんでもないし、不思議よね」って、

手練れだな。

 

私が実家にいるときは、移動販売車が来ると、私も共に出かけ

民生委員さんとお目にかかります。母の様子は

娘といるときはぼんやりグダグダで、ひとりの時はシャンとしているそうです。

「逆よりもずっといいわぁ」とおっしゃって笑っておいででした。

「困ったことがあればいつでも言ってください」とおっしゃっていただくの

とてもありがたいです。甘え倒してすみません。

 

今回初めて教えていただいたこととして

地域の独居高齢者をみんなでサポートするという活動の一環で

お向かいさんは、地域で決めた、母担当の「見守り係」だということ。

そんなのもあるんですね。

まだ母自身が民生委員だった頃から(すでに該当年齢の独居高齢者でした)

仲良しのお向かいさんになっていただいていたそうです。

もうひと方いらっしゃった、やはり懇意にしていただいた見守り担当Bさんは
一昨年に他界されました。そういえば

Bさんのご葬儀に母と参列していて、私は初めて母のADHDに気がついたのです。

最後まで見守って、導いてくださったのかしら。なあんて。