小学校1年生のときに「うちから雑巾を持ってくる」課題がありました。
昭和のことですから今のような市販の雑巾はありません。
お古のタオルを縫い合わせて「雑巾」として持っていくのです。
わりとカルチャーショックでした。
我が家では、使って穴が開いたくらいのタオルを雑巾に格下げしていきますが
お友達の持ってきた雑巾は
◎◎銀行、△△商店など、名の入っていないタオルの雑巾があったり、
新しいタオルを潰したんじゃないかと思しき雑巾があったり、
さらにはタオルではなく、扱いやすい木綿の雑巾があったり。
私が持っていったのは、バッチリ◎◎商店のロゴの入った
使い古して毛羽だったガッサガサのタオルを縫い合わせたものでした。
みすぼらしいようでちょっと恥ずかしかった。
それでも、持参した雑巾は、提出用にかなり下駄を履かせたやつです。
なぜなら、うちの普段の雑巾は、
縫い合わせていない古タオルで、タオルとはわからないくらい黒くて
髪の毛だらけで、いつも濡れていて、台所の隅や洗面所、風呂場などに
丸まってべたんと置いてあるものでしたから。
友達の家でも、嫁ぎ先でも、仕事先でも、学校でも、
我が家のような雑巾とその扱いを見たことがないので
あれは母ならではなんじゃないかと思っています。
今でこそ、我が家の雑巾は、
ズタボロタオルから100均の雑巾に変わりましたが
乾かして収納する発想はまったくありません。
濡れっぱなしを床に直置きするので
床がすっかり傷んでいます。…これが我が家の伝統、私の育ち。
外の世界で経験を積んだ私が最近好んで使うのが
洗って繰り返し使える、不織布の使い捨て雑巾です。
すっかり汚れたら捨てるので
(正しくはさらに切り刻んで小さなウエスにするのですが)
普段はそこそこきれいな状態で、低い位置に作った雑巾かけにかけて干しています。
こうして新しい風を実家に吹かせるのです!?
母はこれをよく布巾と間違えてしまい、
私が気づいて「わーーーーっ!それ、雑巾!!」と大騒ぎすることも。
間違い防止のため、最近では油性マジックで「ぞうきん」と書いて使っています。
そんな使い捨て雑巾が最後の一枚になったので
新しいものを密林で取り寄せました。気に入っていてこればかり。
以前より安くなっていてびっくり。
50枚入りで、一度買うと1年以上持ちます。安心の日本製紙。
ポチろうとすると、気のせいか、☆が増えているように思い
のぞいてみると、グッドニュースとバッドニュースがありました。
まず、バッドニュースは、星1つのところで、
2020年購入の方々が
「品質が変わった」「悪くなった」「薄くなった」と書いてあること。
どのくらい変わったのか、今回最大の関心事でした。
到着したので、さっそく比較してみました。
すみません、古いほうは1回使用して洗っているんですが…。
右が旧製品、左が新製品。
新しいほうがほんの少しだけ、織りが粗い!?
たしかに、言われてみれば、新製品は微妙に薄くなっていますが
私は言われなくちゃ気がつかなかったな。
普通に気がついてクレーム書いていらっしゃる方、
感覚が繊細で素晴らしいと思いました。
私は許せる範囲内でした。
グッドニュースは、やはりレビューで、
これでマスクを作っていらっしゃる方、手作りマスクのフィルターとして
活用していらっしゃる方が数多くいらっしゃることがわかったことです。
結構快適なマスクになっているようです。
昨年購入したときにはそんな使い方など思ってもみませんでした。
※ご興味のある方は、上のリンクをクリックして商品レビュー欄をご覧ください。
今日ドラッグストアに行ったら、
ちょうどマスク用のストラップがあったので買ってきました。
備蓄用マスクがなかなか1000円を切らないので、
ワイプオーを6個くらい購入しておけば、マスク300枚分になります。
どうでしょう。
…何もそこまでしなくても、
手持ちの手ぬぐいで普通にマスク作れるよね、とは思います(汗。
もっとも使いやすいウエスは、
使い倒してボロボロになった、我が家の傷んだシーツをほどいたやつ。
10センチ角くらいに切って、台所の油汚れを拭き取って捨てたり
玄関や洗面所の掃除に使ったり。
20センチ角くらいに切れば、冷蔵する野菜をくるむのにぴったり。
綿100%ウエス、最高です。
おんぼろぼろぼろ…。使用後は未練なくサヨナラできます、