先週の土曜日のことです。
夕方の日課電話で「暑い、暑い」と言うので、
「ん? どこかにお出かけしたの?」と訊くと、
バスに乗ってまちまで、地元百貨店に行ったとのこと。
え、母さん、これで今週は3回目の百貨店では!?
さすがに突っ込んでしまいました。
「そうよ、ほら今、バーゲンだから、今日は夏の下着を買ったの♡」と母。
「えー!? 昨日私は、母さんの綿100パンツを3枚、
あと綿100ソックスも2足、買ったところだよ?
被っちゃった~」と、半べその私に
「いいのいいの、いくつあってもいいんだから」ときわめてゴキゲンな母。
しょっちゅう「かいかい」を訴える母に、綿100%パンツ&ソックスを購入。パンツはぶかぶか2Lを選んだものの、これで本当にラクなのかどうか、少し不安も残ります。
そう。母はお買い物が大好き。
お買い物で、アドレナリン、どっぱーん!
ドーパミン、どっかーん!タイプです。
幼少期はもちろん、子育て期間も含めて、
長い間ずっと爪に火をともすような暮らしを続けてきたので
高齢になった今、
のんびり気ままにお買い物ができるのがうれしいのかもしれません。
母は、自称「倹約家」「清貧」を誇りにしているところもあり
バーゲンは最高の象徴でもあります。
…ここは、「矛盾」を指摘したら絶対ダメなところ。
※額は知れていますから大丈夫。
とくに食料品は、お買い物したことに満足して、
うちで袋のまま置き忘れるものも多いです。
母には充足と満足感だけがしっかり定着します。
ええじゃないか。
まあ、忘れたところでひと月分。
私が月1で帰るなら、なんとか対処できる量です。
忘れることにはちょっと片目をつぶり、
それより、アドレナリンどっぱーんとか
ドーパミンどっかーんを重視するほうが、日々ハッピーなような気がします。
で、でも、母さん、ほどほどにね。ほどほどに。