認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢者。おだてて、“クーラー、ピッ” 作戦

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まだまだ残暑が続きそうですね。
介護帰省しているときは、
夕食後すぐに、蒸し風呂のようになっている2階の母の居室に行き
クーラーを強めにかけてひえひえに冷やし、
母の就寝の準備を調えておきました。
帰京後は電話で、口を酸っぱくして「涼しく過ごしてね」とは伝えるものの、
母ひとりでは就寝の仕度が満足にできないのではないかと気をもみます。
だって、母は節約の鬼なのもあって、
自分では、なかなかクーラーをピッ、しません。


そこでちょっと作戦変更したのですが、これがなかなかいい感じ。
帰京直前は「母さん、リモコン使えてないじゃんねぇ!」
と、ちょっとピンチだったのですが。過去記事こちら。

それを逆手に取ってみました。
だって、リモコンが初期設定になっちゃっているということは
少なくともリモコンをガチャガチャさわっているわけですから、
もしや脈あり!?と思いまして。


【昨日の母娘の会話】
ひとしきり暑いね話のあとで。
私「最近高齢者が、クーラー入れずに、夜のうちに亡くなっちゃうことが増えているみたいよ」
母「もったいないと思って節約する気持ちはすごくわかるよ」
私「それがさ。節約じゃないんだってよ」
母「え、どういうこと?」
私「クーラーつけたくても、リモコンの使い方がわからなくなっちゃうんだって。ちょっと認知症が入るとリモコンがわからず、つらいみたいね」
母「ええーっ!!」
私「お母さんはリモコン使えるからいいわよね。その点安心だわ
母「そうだよね。そうね。それは大丈夫だわ」 母さん、ホントウデスカ!?


【今日の母娘の会話】
また、ひとしきり暑いね話のあとで。
私「今日も寝る前にちゃんと2階の部屋つめたくしてよ」
母「大丈夫。寝る20分前にはクーラー入れてつめたくしておくんだよえ、そうなの!?
私「すごくいいね。やっぱり母さんは、クーラーのリモコンが使えるからいいよね
母「そうよ~。リモコンの文字は小さいけど、メガネかけてちゃんと見るんだから。『おやすみ』押すのよ 
そ、そうなのか!? そんなんできるんか!? 
母「ケチケチしてたら、こっちが干上がっちゃうからね。上手に使わないと(笑)キャラ変わっとるやないの!!
私「いいね、いいね~。クーラーさんと仲よくしてちょうだいねぇ」
母(よくわからないけど大笑い)


明日はまた別の風が吹く可能性はあるものの、
おだてて、いい気分で、
得意になってクーラー、ピッしてもらう作戦
ひとまず作戦成功でよいと思います👍