認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

環境にあまりやさしくない介護帰省時の家事を懺悔する

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介護帰省して実家の家事は、作業量が多く、気がせきます。
早く片付けたいがため、「仕事第一、環境は二の次」になることあまた。
さすがに後ろめたい気分になることがあります。


まず、キッチンペーパーの消費量があがります。
1週間で、だいたい2ロールくらい使うんじゃないでしょうか。
東京自宅なら、同じ作業を、代わりにさらしを用い、
ガンガン使ってバンバン洗って…を繰り返します。
しかも使い捨てるボロ布もたくさんあるので
そこまでキッチンペーパーは使いません。
ボロ布は、母が見つけると「もったいない!!」と怒るので
実家ではあまり作らないようにしています。


野菜保存袋に入れる野菜を包むときにも
実家では、さらしじゃなくてキッチンペーパーを使っています。
もちろん、キッチンペーパーでも十分役目は果たしてくれます。
ただ、後ろめたいという問題。それだけ。

 

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野菜保存袋は野菜のもちを延ばしてくれるスグレモノ。入れるときにフキン(またはキッチンペーパー)にくるむだけで、さらに3倍ほど野菜長持ち(個人の感想です)。ただ、私はこのまま入れるので、私にしかわからない、私だってわからない…という状態になります。毎回神経衰弱! たのしいですよ(違


介護帰省を始めた当初、うちじゅうに昔の紙が散乱していて
使いかけのティッシュボックスは余裕で30以上ありました。
20年選手のクリネックス…ピンクやブルー、イエローなど、
紙自体に色のついたものもあり、レトロで懐かしかったです。
ボックスはしっかり大きくかさばって。昭和の遺物ですね。
ただ、中身はシミがいっぱいなこともあるし、虫が出てくることもあるので
掃除以外には使えませんでした。

使いかけのキッチンペーパーはあちこちに20ロールくらいあったし、
ポケティは45リットルゴミ袋2つ分くらいあったし、潤沢でした。
捨てる前に、掃除して消費しようと思ってやっていたので
古い紙をバンバン使うことには「もったいない」気持ちはまったくありませんでした。
しかしそれらもとっくに使い尽くしてしまい、今は新しい紙。
つまり、資源を消費しています。…ドキドキ。


作業効率を追求する挙げ句、
時々蛇口から水を出しっぱなしで食器を洗っちゃうことがあります。
食器洗いの洗剤も、実家での家事のほうがよく使います。
ゴミの分別も、雑紙やプラの資源ゴミは、
実家では「燃やせるゴミ」行きにしてしまいます。
私がいる間に、ゴミを片付けておきたいからです。
環境にやさしくないこと、少し気にはなるのですが
背に腹はかえられぬ。
私の経験値が増えるまで、も少し待ってという気持ちです。

 

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母はもともと「もったいない!」の人。
「無駄なく使わないともったいない」ではなくて
「使うのがもったいない」「捨てるのはもってのほか」なので、
実家には決して使わないものが着実に増えていく構造です。

トイレにはピンクのインクで花柄がプリントされたトイレットペーパーがありました。
これまた20年選手です。
母は「使っちゃうのはもったいない!」と、譲りませんでしたが
 ◎おしりの粘膜にインクをすりつけることになり、不健康であること
 ◎だから最近はプリント付きペーパーは流行らなくて、もっぱら白ですよ
と言いくるめて、消費してもらいました。

ウソも方便です。すみません。

余談ですが、外のビニールはパリパリになって崩れますが
中のトイレットペーパーは使えるんです。
紙ってすごい。