認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

「余裕」のなさがプリプリな自分を招くのか

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ここ数年、「マインドフルネス」という言葉が流行ってきました。
対のように、「マインドワンダネス」も流入してきた感があります。


マインドワンダネス、ざっくり言うと心の迷走。
心ここにあらずで、過去に未来に飛んでいっている状態を指します。
ハーバード大学の心理学者らの研究によると、
ある行動をしているときに他のことを考えている時間は
生活時間の全体の47%くらいになるそうです。
さらにざっくり言うと、それらは「心配ごとの時間」なのだとか。


私自身の心配ごとで多いのは、時間にまつわることです。
締切に間に合わない、締切を忘れていた、約束に遅れる、
自分の手の速度を読み間違える、
待ち合わせの時間にスタッフが揃わず第三者に迷惑がかかる…などなどなど。

そんなわけですから、夢の中でもしょっちゅう時間に追われ
「遅れたぁぁぁぁぁ!_| ̄|○」を繰り返しています。
いまだに。毎日のように。
夢の中で「取り返しのつかないことをしてしまったぁぁぁ(遅刻系)」と嘆いています。
そういう意味では、逆に言うと、自分、メンタル強いのかもしれません。


先日友人に悪夢の話を聞いていたら
その方は、人が怒る、自分が怒るなどといった、
怒りにまつわるこじれた人間関係の悪夢が多いそうです。
人間関係だったり、時間だったり、気になるポイントは人それぞれなんだなぁと思いました。


そこで、私が家族に対してフキゲンになるのは
たいていスケジュールが立て込んでいて気持ちが焦っているとき
気持ちに余裕がないときだということに、ようやく気が付きました。
55歳にしてようやくでございます。
余裕さえあれば、やさしくできるんじゃん。
思うようにできないのは余裕がないだけか。なーんだ。


だからといって、すぐに改善できるわけでもないのですが
気づいただけでも大きな前進であるような気がしたのです。

明日からおれ、やさしくなれるかもしれない!!


ところで、マインドワンダネスが悪いことだとも私には全く思えず
むしろ、そこからのヒントもたくさんあるよな、と感じています。
それにしてもまあ、意識というのは宇宙にも似ていますね。

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