認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢母用、来年の暦と手帳を仕入れました

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2021年は「結実運」だってよ。ヨカッタですね、母さん。

「今日はあまりいい日じゃなかった。仏滅だしね」
日課電話での母。いろいろあったようです。
やや凹みながらも、デパートの北海道展で買ったという かりんとう饅頭を
アレクサ越しに見せびらかしてくれました。
皮がカリッとして、中が母好みの白あんなのだそうです。

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よくこうして見せびらかします。話していると調子を上げてきた母。アレクサ、いいな。


今回の帰省時のこと。
私ひとりでまちの書店に寄り、
独断と偏見で、来年の母の手帳と暦を買ってきました。
先月10月の帰省時に、ふたりでまちに出たときに書店に寄り、「買おう!」と提案したら
「まだまだ(=まだぜんぜん年末気分じゃない)」と断られておりまして。
あれ、たぶ、ん面倒だったんでしょうね。


たとえ一緒に行っても、たくさんある中からひとつを選びとることは
母にはできません。情報量が多すぎて!
私が、なにか欲しいときに楽天を開いて
どっぱーんとあふれる商品に気落ちして、閉じてしまうのにちょっと似てるかも!?
リコメンド付きで、最上のひとつがあればいい
ただし「小さすぎる」とクレームがきて、買い直しに行ったりもします。
遠慮や気遣いはありません。

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2020年は紺色を使っているので、パッと見で2021年とわかるベージュにしました。母、大喜び。

母はメモ魔。頭に浮かんだ言葉をとりあえず書き留めているようにも見えます。
それが楽しいならそれでよし、です。
スヌーピー』の登場人物、ライナスの毛布みたいに、
母はいつでも手帳と一緒。
もしかして、手帳は母のアイデンティティなんじゃないか!?とも思います。
家の中どこにいても、ほぼ、手帳とともに移動しています。

基本のスケジュールはブロックカレンダーに記入しています。

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日ごとのタイムスケジュールは不要かと思いきや
母はこれを日記帳代わりにするはずです。
毎日びしーっと書いてはります。殴り書きに近いです。
私は一切見ておりません。私の悪口だらけだったらどうしよう…おそろしわっ!

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暦好きでもあり、よく、手帳とセットにして持ち歩きます。
とくに午前中に、暦を読むことが多く、なにかよいことがあると「今日は日がいいのよ」とうれしそうです。
母さんがうれしいと私もうれしい。


まさか、六曜は明治以降に、わりと便宜的に使われるようになったという説が有力ですよ」とは言えず、
毎朝読み込む母をニコニコ眺めています。
読み物として、ADHDの母にはジャストなんだと思います、あの暦。
そして忘れることが多くなっているので、
読むトピックスは、毎日新鮮みたいです。

 

暦は廉価版もありますが、毎日真剣に読み込む母を思うと、2000円でも高くはないと感じます。トピックスも多いですしね。私は六曜よりも、十二直・二十八宿を参考にするな(するんかーい)。