認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢母、ヘバーデン結節に気付く

NHK「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」の10月放送分で出演された俳優の高畑淳子さん。
最近使ったお金のトピックとして
「節くれだった指の手術で、指1本につき45万円もかかってたいへん…」というようなことをおっしゃっていました。
「ヘバーデン結節の手術かな、女優さんはたいへんだ…」と思って拝見していたところでした。


先日の帰省時の、帰京前夜、
母が「ねえ、これ何? 痛いんだけど」と、右手を見せました。

右手の中指がとくに痛むらしい。

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左手はそんなにひどくはない? 人差し指は結構曲がっています。
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おお。ようやく痛み始めてしまったか…。

「母さん、それはヘバーデン結節だと思うの。素人見立てだけど。
原因はわからないと言われていて、今のところは手術療法しかないらしいよ。
今度一緒に整形外科に行ってみる?」と言うと、
「手術はイヤ。絶対しない。病院も行かない」
…ですよね~。
とりあえず、母がわかりやすいように、日本整形外科学会の記事を

プリントアウトして渡しました。食い入るように読む母。

www.joa.or.jp

実は以前から、母の指に対して、「もしやヘバーデン結節では?」とアタリをつけていました。
見た目の異変なのでわかりやすいのです。
あきらかに第一関節がゆがんでいます。
昔からというわけではありません。若いころはまっすぐでした。
まあ、節太い指ではありましたが。
「痛くないの?」と聞くと、「全く痛くない。なんで?」と言っていました。
痛まず、やり過ごせたらいちばんなので、そのまま過ごせたらと思いましたが
だめだったか…。

下の写真は2019年3月のもの。しっかり曲がって曲がっています(痛みはなし)。

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調べていたら、「合谷のツボがいい」などの情報も出てきました。
痛みを少なくするくらいなら、私のエネルギーワークでもできそうなので
やってみようと思います。
曲がっていても、痛みさえ軽減できればいいのです。


もともとヘバーデン結節を知ったのも、私自身の指の第二関節が腫れてきていたためです(ブシャール結節)。
とくに右手第二関節が幅をきかせてきた感じです。突如軟骨が現れたりして。ちがうのかな。
骨の特性は、私は母からいろいろ受け継いでいるようです。

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それから母も50歳前後で腱鞘炎で苦しんでいましたが、
私も同じく、慢性的な腱鞘炎です。今もドケルバン病。
また、やはり更年期世代、母は手首にガングリオンができて、整形外科で注射して大変そうでしたが
私もガングリオン体質のようです。
手首にできたり、足首だったり。ガングリオンは突然やってきます。
2015年に右足首にできたものは、
整形外科の先生が「こんなでかいの見たことない!」と呆れる大きさでした。

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足の甲から足首まで腫れ上がっていました。でも痛みはさほどではありません。注射で水を抜いてもすぐ再発するだろうとのことで整形外科での治療は難しく、結局このときもTDEというエネルギーワークの一種で知人に治してもらいました。

さらに、母はひどい外反母趾で、私も生まれつきそうでした。
生まれつきの外反母趾
幼稚園のとき、親指付け根の飛び出しのため、
長靴が入らなかったのを覚えています。痛かった!
母は幼い私の足の形を見て、「足だけで親子ってわかる♪」と喜んでいました。
あまり遺伝性の外反母趾って聞きませんけど、ここにいま~す。
私は、ヒールのある靴はもちろん、パンプスさえ極力避けますが、
それでもとくに右側はかなり親指付け根が飛び出しています。
母は、若いときからひどい外反母趾だったにもかかわらず、
痛みに耐えてパンプスを履き続け、足はどんどん深刻な状態になっていきました。
まさに「KuToo」。お気の毒です。
高齢になり、ようやく痛みのない靴を履くようになった母を見て、ホッとしています。

母娘で並べてみました。濃い色のパンツが母。薄い色が私。私のほうがずっと幅広足。3E以上ならかなりラクになります。幅広なので、体の安定感はめっちゃいいです。

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おまけに私は、脊椎1番・2番(環椎・軸椎)の炎症を起こし(クラウンデンス症候群
)、激痛で動けなくなったことも。
どうやら骨棘(こつきょく)が多めなことが悪さをするのではと思います。
これも骨の特性遺伝のような気がしてなりません。
時折愁訴はありますが、おかげさまで骨自体はとても頑丈です。


帰京日前日、一日の仕事を終えてほーっと入浴していると
母が風呂場にやってきました。
「あのね、これなんだろう?」と右手を見せます。

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…さっき話した一部始終をすっかりお忘れです。
よほど右手のことが気になるのでしょう。

なんとかしてあげなくちゃな。