認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

実家、傷んだ畳の急場しのぎ

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家じゅう、こまごまガタがきている実家です。
現在私が帰省時に利用している座敷の畳が1か所、傷んでいました。
長く「あかずの間」で、日に当たらなかったのは幸いでしたが、それも善し悪し。
結構な湿気なのに雨戸まで閉め切ったまま二十年以上。
風通しが全くないのが仇になりました。
片付けて、ふつうに使えるようになったものの、
「あかずの間」時代の遺物として、
なんのシミだかわからないものがつき(カビなの!?)、ほつれ、
10センチ四方ほどが変色しています。
しかも、ここだけぶよぶよ…。畳床まで傷んでなければいいのですが。

親元離れて以来、暮らしてきた17軒の家の畳と比較すると
座敷全体として見れば絶望的状態ではありません。
絶望的な畳もいくつか見てきたので…汗。
「今すぐ全替え!」って感じでもないような。


それでも母に「傷んでるし、畳替えない?」とやんわり聞いたら
「やだ」と即答されました。…ですよね。
「以前替えたから」。
いいえ、それはないと思いますわ、母さん。

 

本当は、ぶよぶよの1畳分だけ替えればそれで私は安心で、
「1畳だけでもOK」というお店のあたりもつけたものの、
結局そのままです。


いや、実は畳修繕シールを買って、上から貼ったら
目立たなくなったものだから、胸騒ぎが消えたのです。
相変わらずぶよぶよはしているものの、急場しのぎにはなりました。

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「修繕したよ」と母に見せたら笑い転げていました。
というか、母は私が言うまで、修繕したことに気がつきませんでした

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床の間の前。光の加減によっては目立たないこともあります(・∀・)


畳の暮らしはいいなと思いつつも、自分も年を経るにつれて、イスの暮らしがだんだんラクになります。
畳の表替えなどをしていた昔が少し懐かしいです。「床上浸水の危機が迫ったとき、畳だけは上げて高い場所に避難させて守った」という嫁ぎたての母の武勇談も好きです。かつて、人々の暮らしは畳とともにありました。いつか、畳を大切にしながら、畳の上で暮らしたいな。

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