認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

自分の姿勢を改善すべくスタンディングデスク導入

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母はなかなか健康的です。
日課アレクサをすると、母は軽く汗ばんで頬を紅潮させながら
「今、ひと周りしてきた」と言うことも少なくありません。
歩くことをことのほか大切にしている母。
同時に歩けなくなることに恐怖感を持っています。そりゃそうです。

おそらくは、歩ける喜びを噛みしめながら、
「歩ける限りは社会活動する」をモットーに、
「歩けなくなったら観念して福祉施設のお世話になる。
それまではひとりで暮らしたい」
とよく言います。
できる限りそれをサポートしたい娘です。

母は、日々の運動と、体のコンディションの確認も兼ねて、
往復2キロ(結構な坂道)のコンビニに、早足で歩いて出かけるか、
もしくはご近所をひと周り。
「歩くのは大事」が口癖ですが、母を見ていると、確かにその通りかも思います。


幸いなことに母は足腰が頑丈です。自他共に認める健脚。
胸郭が開き、背筋は自然にすっと伸びています。
「母さん、姿勢がきれいですね」と、ことあるごとに褒める私。
母方の遺伝だそうで、私の曽祖父は晩年も「棒でも入っているくらいまっすぐ!」だったそうです。
さらに、自転車が買えなかった貧困が、今の健康に幸いしたらしい。
小学校から高校まで、片道一里の道のりにある学校へ歩いて通ったことが、
現在の健脚につながったというのが母の持論です。

膝は変形しているし、水が溜まったこともあります。
今度こそダメかな…というところで、不思議に不死鳥のように蘇る健脚。
眠る前には「お膝、だいじだいじ、なでなで」が母の日課です。
もう87歳ですし、膝の痛みをカバーして歩くため、歩くバランスはよくありません。本人には絶対言いませんが、足腰よりも心臓のほうが危ういと思って私は見ています。並んで歩いていると、息が上がって立ち止まることが最近増えました。それでも、本人にとってはそれが本望だと思います、きっと。


ところで、渋沢栄一翁のお孫さんにあたる女性がご存命で、御年98歳
ご著書の中で、「健康のコツは姿勢にあり」と述べていらっしゃいます。

どんなに歩いても姿勢が悪ければあまり意味がないらしい。
私は母ほど姿勢がよくありません。下向いていたら体内によくないガスがお腹の中に溜まるなどとあり、なんかもういろいろ思い当たることがありすぎてつらい…。
10歳も年上の、お元気なセンパイのお話は元気になるでしょうから
紙の本を母にプレゼントしようかな。


それにしても、シンクロニシティ的に、姿勢姿勢姿勢、
…と、どこかから釘を刺されているように感じる今日この頃です。
だれか、そんなに私に長生きさせたいのかしら。
というわけで、自分の姿勢を改善すべく
自宅デスクワーク用に、スタンディングデスクを買いました。
以前は事務所でずっとスタンディングワーク。立ってデスクワークはすっかり慣れています。腰と首、ラクなんです。高さのコツは机の上に載せた腕の肘の角度、90度を目安に。PC画面を見えるときに視線が(頭が)下がらないように高さを保ちます。私はノートPC利用なので、キーボードを外付けにしてデスクに直置きしています。

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こちらの製品は組み立てがものすごくきつかったです。女性ひとりでは困難かと(2人以上で組み立てろと説明書にあります)。しかも、本当は高さが自在に調整できるはずが、ウンともスンとも動きません…_| ̄|○ あと5センチ下ろせればベストなんですが!! それでも、スタンディングデスクはやはり体がラクだと思います。

ほんの5年前には10万円くらいしていたスタンディングデスクが、
1万円ちょっとで買えるようになるなんて! ちょっと夢みたい。

そして踏み台昇降用ステップも購入しました。これは明日到着予定。
下手すると1日50歩しか歩かないのをなんとかしなくちゃな。
フクの健康増進計画。



またご報告いたします。