認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

一陽来復 母の冬至は二日連続

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2021年の恵方は丙(ひのえ・南南東)方向だそうです。「一陽来復」のおふだは壬(みずのえ・北北西)の壁に、張り出します(写真は2020年のもの)。

 

土曜日夕方、日課のアレクサコールで、
母が冬至はいつ?」と聞くので
「21日月曜日ですよ」と答えました。
「そうよね、21日ね。ゆず風呂しなくちゃ」。

日曜日夕方にアレクサコールすると、
「もうお風呂に入っちゃった。今日は冬至だから、ゆず風呂入ったよ。
フクも入れてあげたいなぁ」
あら、いいですね、母さ…違う、フライイングです。
「母さん、冬至はあした、21日月曜日ですよ」と言うと
「そんなことはない。今日って暦に書いてあったもの」
そうかいそうかい。
「アレクサも『明日は冬至』って言ってたわよ」
「あれ? アレクサが? そう? それじゃ正しいわね。アレクサは間違えない
おーーーい!!


実家から歩いて10分のところにみかん畑があるそうで、
そこでサイズが不揃いのゆずを、5個200円で売っているそうです。
お金を箱の中に入れていただいてくるんですって。
いいなぁ、パラダイスじゃないですか。
「ゆず3個お風呂に入れてねぇ、すごく楽しいよ。今日はもう1回入らなくちゃ」
と、うれしそうな母。

冬至には何を食べたらいいんだっけ?」と言うので
「カボチャ(なんきん)食べたら風邪ひかないっていいますよ」
「そうよね。カボチャよね」
わからなくなったことをふんわりまるめて質問してくる母。
私が答えると、さも知っていたかのように受け答えします。
母さんが楽しければ、冬至が日曜日でも月曜日でも
どちらでもいいです、わたしは。


それはそれとして。
今日は冬至。一年でもっとも気持ちが浮きたつ日のひとつです。

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一昨年、2018年の冬至の夜明け。穴八幡宮からの参拝帰り。

冬至は再生の象徴で、特別な日。
冬の底に手をついたような、しんと厳かな気持ちになります。
昨年の冬至郡上八幡にいました。

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2019年冬至(12/22)は郡上八幡に。写真は岸剣(きしつるぎ)神社。


一昨年、2018年の冬至は始発で穴八幡宮(早稲田)さんにお参りに行き、
2時間ほど待って参拝。「一陽来復」のお札をいただいてきました。
八幡宮冬至祭です。
境内で日の出を感じられるのがうれしくて。
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今年は感染予防のために冬至当日の参拝は控えました。
年内に伺って、「一陽来復」のお札をいただいてきましょ。
張り出すのは節分の夜ですかね。