サンタクロース役のお父さん、お母さん、
お疲れ様です。無事、作戦は成功でしょうか。
私が幼い頃は、部屋にツリーを飾ったら
その近くに、サンタさんに宛てた手紙を置きました。
「サンタさん、お元気ですか。
今年はパンダちゃんのぬいぐるみがほしいです。
よろしくお願いします。
わたしは1年とてもいい子でした」
そしてクリスマスイブの夜に眠ったら
サンタクロースが現れます。
どうしてもサンタクロースに会いたかったので
眠りたくなかったなぁ。ものすごく眠るのがイヤでした。
グズグズする私に
母が「耳を澄ませてごらん? サンタさんそりの音が聞こえるね」
と言うので耳を澄ますと、
サンタクロースを載せたそりについたゴージャスな鈴の音が
たしかに遠くで聞こえている気がしました。
うちに来るサンタクロースは
プレゼントと一緒に必ずお返事のお手紙をくれて
私はそれも楽しみにしていました。
思えばバッチリ母の筆跡でした。
1972年のクリスマスのこと。
目が覚めて、ガバッと飛び起きてベランダに行くと
ベランダに大きな包みがあり、狂喜する私。
大きな紙袋の中から、パンダちゃんと一緒にひらりと舞い落ちるものひとつ。
おもちゃ屋さんが、
父に宛てたパンダの請求書でした。
ちょっと泣きました。
私のサンタクロースが消えた瞬間です。
父さん、母さん、毎年頑張ってくれてありがとう。
もし現代だったら、サンタクロースはAmazon使わないと思うけど!?みたいなことになっていそうです…(汗