認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢母にためされている

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元旦に、母とおせちを食べたあとのこと。
食事をしたダイニングテーブルのそばで、しゃがみこんでゴミを拾っていたら
なにかが私の頭に当たって、ぽこんと落ちたのは丸めたティッシュペーパーでした。

???

何が起きたかよくわからず、怪訝な顔をして頭を上げたら、
母がこちらを見てニヤリと笑っていました。
「フクがどんな反応するかと思って。
人をためすって楽しいねぇ」


おいっ!!


母はゴミを捨てるのも、いつもバスケットのシュートさながらに
ゴミ箱に投げ入れることが多いです。
「さて、今年の運試し」
ポーンと放ったゴミは、ゴミ箱にスポンと収まりました。
幸先よいようでよかったです。

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おせちを食べたあと、
入っていたバイ貝の貝殻を洗ってとっておこうとする母。
子どもか…。

「水ですすぐだけでは生臭いよ?」と釘を刺したら、
母、ブスッとしながらカップに水と洗剤を入れて、貝殻を浸していました。
いやソレでは無理…。
母が居なくなったあとに、熱湯に酸素漂白剤を入れたものに浸し替えました。
あとはきっと永遠に忘れちゃうんだろうな。


1時間後に引き上げてすすいだら、ほぼニオイスッキリ。
たぶんもう、母は
これが何の貝だったからは思い出せないんでしょうけど、まあいい。
三時のおやつと一緒に、貝を置いて家を出てきました。

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いつもこんなふうにフォロしてあげられたらいいんですけどね。

離れているし仕方ありません。
いや離れているからこその大サービスなのかもしれません。


そういえば片さなきゃと思って、おせちの外箱を片付けようと振り返ると
もうさっそくゴミが入っていました。いつの間に…。

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