認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

忙しいことを言い訳にしてないかな、私!? 重政隆文先生の最新刊

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「先生の新刊だよ!」と声をかけると、同校卒業生の夫は「え、マジで!? 読む読む、すぐ読みたい!」と食いつきます。『映画「評論家」不満』重政隆文著。唯一無二、めっちゃ尖ってます。


大学時代の恩師から、最新刊を頂戴しました。


私は芸術系の大学の、文芸の専門を卒業しています。
恩師は超現場主義の方でした。
映画を観るなら映画館で。ビデオでの視聴は映画鑑賞ではないというポリシー。
当時は、2日に3本は演劇か映画(たまに落語も)を観に、劇場へ足を運んでいらっしゃいました。
圧倒的な数、数、数。全部現地で、劇場で鑑賞する。


あれから35年。
このご時世でも、超現場主義を徹底して貫いていらっしゃるので頭が下がります。


学生時代の私は、劇場で演劇や映画を観て、指定の書籍を読んで、
ガンガンレポートを書くことで、
貴重な単位をいただきました。講義の出席よりも現場重視でした。


学生から学科の研究室の副手勤務になってすぐの頃、
恩師と校内ですれ違い、「観ていますか?」と聞かれたので
「仕事が忙しくて全然行けていません」と答えると
「そんなつまらない大人のようなことを言ってはいけない」とたしなめられました。

そのとき、自分の言動を恥ずかしいと思ったし、
恩師をめちゃめちゃカッコいいと思いました。


「忙しい」ことを、
なにかができないいいわけにしないこと。

…それだけは今も守っているつもりなんですが、
先生、私はちゃんとできているでしょうか。

いつもは自分にあまーい私。
「はい、次いってみよう!」でのしていっておりますが
頂戴した本を手に取った瞬間、背筋がピッと伸びました。

どんなに仕事でてんぱっても、
介護でキャーッとなろうとも、自分軸だいじ。

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