慌てたのでブレました。ごめんなさい。母の好きな洋朝食。
【自分のイザというときに備えて】
食事のとき、母は決まって
東京に残してきた私の夫のことを思いだし、
「今頃どうしているかしら。夫くん可哀想。悪いなぁ」と言います。ほぼ毎回です。
朝食を食べながら母が、何かの拍子に
「飛行機じゃなければ、新幹線でそんなに時間がかからなければ、
東京のフクの家に遊びに行きたいなあ」と言いました。
といっても、口が気持ちいいので言っただけで
実際に東京に行ってみたい気持ちは0.1㎜もありません。母は移動が大嫌いなのです。
「またまたぁ、母さん、死んでも来るつもりないよね」と笑い飛ばしました。
と言いながら、私、つい、いらんことを言ってしまいました。
「もし私が何かの手違いで死んでも、
お葬式は母さんなしで東京でちゃちゃっとやってもらうように
夫に伝えているからね。母さんに上京のお手間はかけないから大丈夫。
直葬っていって、小さく小さくしてもらうつもりだから」
次の瞬間に
「なんてことをいうのぉぉぉぉぉ」
と母がギャン泣き。
「もうご飯なんていらない!! わーーーーーん!!」になっちゃいました。
「親より早く死ぬ親不孝があるもんね! ひどい!!! わーーーーん!!!」
…お願い、先にご飯食べて、母さん。
ていうか、そこはハッキリわかるんだな…。
状況を醒めて見つめながら、詫びる気持ちにもなれなかったので
そのまま放置していたら、30分後には母もすっかり忘れたようで
朝食も平らげていました。よかったです。
私が死ぬ話は嫌がる。
それでいて、「フクが死んだあとも自立して暮らせるように」と
施設入居費用の予算は確保している母。
めっちゃ具体的に考えてるやないか!
…まあいい。
残された人用に「イザというときファイル」作らなきゃ
人様よりも私は長距離移動が多いので
以前、夫に「ソンをしないために、私が死んだらすぐやることリスト」を
まとめてメールで送りましたが
夫にあっさり「紙でファイルにして残して」と言われ、
まだ専用ファイルを作っていません。…どいつもこいつも。
早急にやらなくちゃ。
保険、通帳、カード、SNSのしまい方、葬儀の申し送りも含めて。
クレジットカードの保険金も確認しておこう
私は掛け金格安の共済に加入しており、
交通事故の場合の死亡時が遺族にもっとも高い保険金が支払われます。
病死の2倍以上!
さらに、ことと次第によっては、クレジットカードのカード付帯保険サービスで
保険金が下りる可能性もあります。というわけで、
どうせ死ぬなら、
クレジットカードで購入したチケットでの搭乗時の飛行機事故がベター。
共済、航空会社、カード会社などの保険金で
もっとも遺族に残せる金額が高いです。
忘れている通帳ないですかね?
今回私は、移動時に、紙の通帳も一緒持ってきてしまったのですが
もしも飛行機事故で死んでしまったら
この預貯金は誰にも知られることなくこの世から消滅してしまうんだよなと、
出がけに頭をよぎりました。金額の問題ではありません。
こういうこともちゃんと申し送りしておかないと
イザというときに残された人が困ります。
以前、仕事が忙しいのにかまけて通帳を顧みず
久し振りに銀行で通帳記入したら、
見知らぬ名義で勝手に月々引き落とされておりましてびっくり。
焦って銀行の方に相談したら
「お客様、それは月々の積み立てです。記憶にないのですか!?」
と逆に驚かれたことがあります。
いえ、目が点になったのは私のほう。
だって別の通帳に80万円も積み立てられていたんです!!!
若年性アルツとかを疑われていた莫大な睡眠負債を抱えていた時期で、
自分の行動も忘れていたのです。道理で毎月お金がなかったはずだわ!
なんてご褒美なんだ…。
長い時間忘れられたお金は、下手をすると国のものになっちゃうかも!?
ちゃんと手続きしたら、戻ってくるそうです。
しっかり管理しておかなきゃ。
過去記事です。睡眠負債で記憶障害を起こしてしまった件。