認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

翌日ネコの絵が変わっていた

4月の帰省時のことです。
実家に帰宅してから台所に立つと、
まず床置きされたレジ袋に目が留まりました。

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母のクセです。認知症というよりも、
若いときからこの傾向がありました。
ADHDぽいなと思うのですが、どうでしょう。

 買い物してきた
  ↓
 レジ袋を床に置く 
  ↓
 買い物してきたことを忘れてゴミを入れる 
   ↓
 そのままゴミ袋になる

   ↓
 カオス

帰省したらまず、こういうのが台所やリビングにいくつかあるのをパパッと片付けていきます。
まあ、1カ月分ですから楽勝です。

中身をあらためると、ゴミが少ないので、まだ新鮮そうです。
お! おもろいもん、めっけ。

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「あら母さん、可愛いノート買ったのね!」
と、取り出して、母のいる食卓に持っていきました。
「そうなのよ、可愛かったから…」
しばらく眺めて「ネコがかわいい」と喜んでいました。

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開くとライトな読み物になっています。

翌朝、朝食のときに食卓にノートがあったので、
「ネコさんノート、可愛いよね」と、私が何気にぺらっと開くと
絵が描いてあります。

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画伯、表紙のネコを真似たのか?
なかなかかわいい…。


さらに次の日の朝食のとき。やはり食卓にノートがあったので
「母さんの描いた絵、可愛かったよね」とノートをめくると

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絵が変わっていました。

画伯、描き直したそうです。


びっくり。

毎日けっこう楽しそうですよね、母さん。

そういえば幼い頃(幼稚園に上がる前)、よく「女の子描いて」と頼んで描いてもらっていました。それを見て練習していたっけな。私は絵が苦手。


【申し訳ないが反面教師にしていること】

お買い物してきて、それだけで満足しちゃって、成果物を投げ出しちゃって…という気持ちは、なんとなくわかる気もするのです。自分の中にも似たものを感じます。
でも、母の状況を反面教師に。買い物から帰宅したら、そのまま食品整理。小分けにして、ラベルつけて冷凍して…までを一気にこなしています。もしも母のダメダメがなかったら、私はもっともっとダラダラしてそうだと、いつもチョット思います。

 
■画伯の作品!?の過去記事です。

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