認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

民生委員さんの機転で配食手配のピンチを免れる

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「実家母のお弁当の請求メールが来たな…」と思って開いたら
ギョギョギョ、2カ月分!?
私、3月分をお支払い忘れたのでしょうか。焦りました。


仕事が一段落して、慌てて振り込みに行く道すがら。
九州のお弁当屋さんから着信です。
「新しいスタッフが、間違えてお母さんに集金してきてしまいました!
返金したほうがいいですか?」とのこと。

これはたいへんまずいコトに…とは思いましたが
「返金は結構です。私が3月分のお支払いを忘れてしまったために
申し訳ありませんでした」
とお伝えして電話を切りました。


夕方の、日課のアレクサコールで、努めて明るく
「母さん、今日はお詫びがあります。
お弁当代、手違いで母さんに請求が行って、払ってくださったんですって?
ごめんなさい!」
「…ああ、あれ。うん、大丈夫。お弁当もったいないから、
民生委員さんにお断りしたいって言いに行ったからもう大丈夫よ」
母の迅速な行動… _| ̄|○


お弁当の請求金額を見て
「高い、もったいない、そんなん自分で作るからいらない!」と、
母は鼻息も荒く、「お弁当やめます」
民生委員さんに伝えたわけです。
※自分が民生委員時代に、地域の高齢者に手作り弁当プレゼントを行っていたので、
 母に取って「お弁当」とくれば「民生委員さん」だったのかもしれません。
言われた民生委員さんにとっては「なんのこっちゃ」事案です。

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すぐに民生委員さんにお詫びのメールを入れたら
夜コールバックをくださいました。
「お母さん、私の職場にいらっしゃったのよ。
お弁当やめたいとおっしゃるから、私にはわからなかったけど、
その場は『わかりました。止めますね』とお伝えして

あとでお嬢さんに相談しようと思ってました。
今仕事が終わったから遅くなってごめんなさいね」
こちらが恐縮して、深々お詫びをすると
「いいのいいの、お母さんいつもひとりでされるから、
たまには頼りにしてもらってうれしいわ」

民生委員さんの神対応
ありがとうございました(T^T)


期日も迫ってきたため、
米寿のつどいをどうするか、大阪に住む兄に問い合わせたところ、
「やはり帰省はやめておく」とのこと。
というわけで、予定していた米寿の集いも、
贈り物の記念品【Echo Show10】も、先に持ち越しになりました。

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お・あ・ず・け


このご時世、そのほうが安心。ちょっとほっとしました。

【配食の結末】
母は、昔は料理好き。今もその雰囲気だけは、自身の中にしっかりあります。
もちろん、本当は食事を作るのは面倒だと思っているようです。昔から苦手ですが、高齢になってさらに、食料品の管理もできなくなっています。
自分の好き勝手に生きている毎日で、夕食の7割ほどは、コンビニの助六弁当です。
栄養のことを考えても、週に一度の配食はキープしておきたいのです。
母には、「私のミスでお支払いさせてしまい、たいへん申し訳ありませんでした。これからは私が間違いなくお支払いしますので、土曜日だけはラクしてお弁当(配食)食べてください。週に一度くらいラクしてくださいよ♡」で押し通し、配食継続ということに。ああ、ドキドキしました。