認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

介護帰省時のコミュニケーションはセンサーで改善できるか!?

5月帰省時を振り返ると、
時折、ひとり洗面所で叫んでいたし、
母に対して存分に笑いかけられなかったことが何度もありました。
そして前倒しで帰ってきたわけですが(汗 過去記事です。帰省時のしっぱい。

それは今後、快適に遠距離介護を続けるための改善点。
至らぬ点は、自分の伸びしろでもあります。大事にしなくちゃ。

自分のイライラやモヤモヤを手に取ってじっくり眺めてみて、
何がどうなれば、どういう状態なら自分の「不快」と感じる状態を
「快」側にスイッチできるのかを考えます。


不快の原因その1は、実家にいるときの母とのコミュニケーションです。
難聴の母と、HSPの私、
各自のウィークポイントが緩衝しているように感じました。
母の難聴度が増し、近付くときに私が鳴らす音(スズを派手に鳴らします)に
母が気付かず、現れた私に母が驚いて大きな悲鳴を上げるのが、
私にはとてもつらい。
こうなると私は全然笑えなくなります。

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帰省すると首から鈴と笛をぶら下げて作業するわたくし。これを手で振って鳴らしても、あかんときはあかん。全く聞こえないのです、母。

少なくとも、1階に2つある扉のうち、
どちらの向こうに母がいるかを私が把握することができれば
コミュニケーションは改善するはず。
とにかく、家の中の母の居場所を知りたい。
厳密にいえば、1階のダイニングか、リビングか、
母がどちらにいるのかを私が把握できればそれでいいのです。

夫と暮らす東京自宅ではトラブルにはなりません。彼の存在を、かすかな音で先に私に知らせるように心がけてくれるからです。扉を開ける前には、指先だけでノックしてくれるなどの気遣いです。そんなサービスを母には望めません。


そのために、今ひとつ決定打に欠けるのですが
案1)Appleのエアータグ(忘れ物防止タグ)を、母のあゆみスリッパにつける。
※あゆみスリッパの外側にエアータグ用のポケットをつける予定。
果たしてうまくいくでしょうか。

www.apple.com

案2)TELLBOの「人感センサ」を導入する。
どんなふうに知らせてくれるか、今ひとつつかめません。
買って試してみるほかないのかな。

www.huistenbosch.co.jp


余談ですが、
在室センサーなるものが使えそうだと気づき、調べてみると、
企業向けで(ビル用らしい)、個人では依頼できないようでした。
電源不要でなにかと安心みたいですが、ビル用…。

www.g-mark.org

個人でも使えるようになると活用の幅も広がるかもしれません。
1年後には状況はまた変わっていますかね。
※あ、これについては肝心の料金がわかりませんでした。

千里の道も一歩から。

ちなみに、アレクサが無音でつながれば見守りカメラ的に活用できるとではと思ったのですが、呼びかけのときに完全無音にはできないのかもしれません。アレクサアプリで デバイス⇒全てのデバイス⇒該当デバイスをチョイス⇒一般・サウンド⇒コミュニケーション・着信音 をオフにしても、呼びかけでつながるときはやはり音が出ちゃう。 サウンド⇒アラーム・タイマー・通知をゼロにしても呼びかけ時に「30」に戻っちゃう。音なしで完全モニターとして活用することはできないのかな。