認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

問診票への申し送り

おかげさまで、母の新型コロナワクチン接種の2回目が終わりました。
支えてくださったみなさん、ありがとうございました。
この開放感を味わえるのはみなさんのおかげです。

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木曜日、朝食が終わっても、ワクチン接種のことを私は言い出しませんでした。カレンダーを見ながら、「私は今回は10日土曜日帰京しますよ」と言うと、母が「あれはいつ行くのかな」「今日でーす! さっ、仕度しましょう!!」の流れでした。仕度をするのに階段上でモソモソしている母を激写。

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実は1回目のとき、提出する問診票に、付箋を貼って出すんだったと後悔したので
(人が多いところで、口頭のみで母の状況の申し送りは難易度が高かった)
今日はあらかじめ、太マジックで目立つように書いて、付箋を貼って行ったんです。
 ◎多動なこと。認知症気味
 ◎難聴で、左からならやや聞き取れる

この申し送りのせいかどうかはわかりません。
会場のクリニックは、1回目の接種時ほどは混んでいなかったので、
スタッフのみなさんのキャパの問題かもしれません。
でも、明らかに今日のほうが大切にしてもらえた感じがしました。
看護師さんがちゃんと母の左からゆっくりしゃべってくださったり、
母がついおしゃべりするのも多めにみてくださったり。
やっぱり申し送り、大事です。


しかし、確認にいらっしゃった看護師さんが、問診票に付箋をつけたまま
母に見えるかもしれない位置で問診票を持っていらっしゃったので
焦って思わず「み、見えないようにお願いします」と、
小声で叫んでしまいました。


だって、手厚いホスピタリティを受けていると感じるか
ボケたババア扱いされていると感じるのか
大違いじゃないですか。

考えすぎかもしれないし、そもそもそのような理解力が
母にはなさそうだとも感じます。
しかし私は焦ります。
できれば自分の目の黒いうちは、先回りして、
母に対するホスピタリティの仕込みを続けたいと思っています。
…かく言う私がもっとも母に厳しいとは自覚しているのですが。


接種が終わって、
「うん、1回目よりも痛くないよ!」と晴れ晴れしている母。
今回は帰宅しても、肩に打ったことは覚えていました。
夜になると、肩のところがちょっと痛いと言うので
「大丈夫。ワクチン打った正しい反応だから平気ですよ」と説明すると
「そうよね。ふつう。大丈夫」と早めに休みに行きました。

ほーーーーっ。
願わくばこのまま副反応が起きないことを祈ります。

クリニックへの往復は、予定通りタクシーを使いました。5000円程度。
「この間の貸し切りの1万5000円よりもずいぶん安いのね」と言う母。
いったい何と勘違いしているんでしょう。


タスクがたくさんあるので、水曜日の夜のうちに
EchoShow10をセットアップしました。
動作確認で、朝から兄が呼びかけてくれて、ふつうに話すことができました。
画面が大きいのでやはり圧倒的に話しやすそうな母。
呼びかける側は、カメラのレンズが広角なので、状況がわかりやすくてよいです。
これについては帰京したのち、あらためてレポートします。

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母は、デバイスが変わったことに気がつきません。
…まあいい。


週明けて月曜日は私の接種であります。