認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

母娘の外反母趾

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いきなり足で失礼します! 母娘の足です。左側折り返しているのが娘(私)。

母娘揃って外反母趾です。
私の外反母趾は先天性。
幼稚園の頃にはすでに、右足の親指の付け根が膨らんで見えました。
長靴はくとわかりやすいんですよね、飛び出るから。
上履きも運動靴も、靴という靴は、最初に右足親指の付け根に穴があきます。


幼い私の足を見て、母は
「私とそっくり。足を見れば母娘だと一目瞭然だ」とうれしそうに笑いました。


母は昭和一桁生まれ女性には珍しく、
足のサイズは24.5センチ(身長160センチくらい)とデカいです。
私もデカくて25.0か25.5センチ。
ご覧の通り、ふたりともかなり幅広で、私は4Eくらいだと助かります。


今でこそ母は安全なぺたんこ楽な靴を履きますが
50代まではヒールのある先の尖ったオシャレ靴を好んで履きました。
私が幼い頃から、一緒に出かけると、
足の痛みのために母は途中でひどくフキゲンになることも多く、
子ども心にたいへん不思議でした。
「なぜそこまでして、母さんはしんどい靴を履くのか!?」
母にとって歩きやすいぺたんこ靴やスニーカー的な靴は「悪」だったのです。
私の100倍は、母は見た目を気にするというか、
女性的だし、オシャレさんなのだと思います。


母の反面教師もあり、
私は体が不快に感じることはできるだけ避けたいタチです。
靴も歩きやすさが最優先。
でも、仕事などでそうも言っていられないこともあり、
多少でもパリッと化けたいと、痛い靴に足入れすることもあります。
「痛い」といっても、他の細身の靴に比べると、「全然痛くない」くらいに入るのですが
私の、とくに右足は痛みに敏感です。


「足の痛みなんて、感じないことにしていれば大丈夫!」と、
気合いで足入れするものの、だんだん足首から先に力が入らなくなってきます。
着地できなくなってくるのです。
もともと細身の靴を避けているし、気合いが足りないのかもしれませんけど。


そういうわけで、足の痛みを軽減するために、
足指を広げるパッドとか、矯正ベルトとか、親指ベルトとか、
ひと通りは痛みを軽減するためのアイテムは試したと思います。
行き着いたところはやはりというか、
負担をかけない、足の個性を重視した履き物選びです。
最近は、大きなサイズの女性靴を「モデルサイズ」と呼んでくれ、
昔に比べればずいぶん選択肢は増えました。

左右で足のクセも違うので、
買ってすぐに「いいわー、ラクだわ-」みたいなことは少ないですが。
外反母趾の状態が現状維持できればそれでいい。
ハードルは低めです。


母の外反母趾は、若い時から比べるとかなりひどくなっています。
それでも本人は、最近は楽な靴しか履かないので
足の痛みに顔をゆがめることはなくなりました。


私は微妙に、足の人差し指の感覚が変わってきたので、
※親指が人差し指側により多く曲がってきた模様
外反母趾の進行を阻止しようと、部屋履きを布草履に替えました。
もう5年くらい家では布草履履いています。自宅でも実家でも。
下駄も草履も、外反母趾にいいとは聞きますが、本当にそうかはわかりません。
でも、とくに夏の開放感はバツグンで気に入っています。

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鼻緒を人差し指と中指の間に入れることもあります。

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今履いているのはこの3つです。

1番目はカープカラー! 3番目はこれと色違いで、紺×濃紺の色合せを使っています(上の画像参照)。ただ品切れの模様です。残念。