豪雨被害に遭われている方、
新型コロナのことでたいへんな方、
離れた家族をご心配をなさっている方、
お見舞い申し上げます。
今週も実家地方もザーザー降りのようです。
日曜日は一息つけましたが、ほぼ2週間連続。
「今日は晴れる?」と訊く母に
スマホのtenki.jpの画面を見せて
「今週はたぶんずっと雨ですよ」。
「夏なのに、梅雨みたいなヘンなお天気!」
と母はしょっちゅう口にします。
そのたびごとに「秋の長雨の前倒しですよ。もう立秋過ぎたし」
と私が一日に5回くらい解説しています。
「どうしてこんなひどい災害級の雨になるの?」と訊かれるので
「地球温暖化が影響しているからでしょうね」と答えます。
きっと母には届きません。
うちになぜかSDGsのクリアファイルがあったので
「そうだ母さん、今度生涯学級のテーマでこのSDGs取り上げたら?
政治も経済もSDGsをベースに回っているし、旬のネタですよ」
と、つい普通に話しかけてしまいました。つい。もちろん、余計なことでした。
質問されたので、17の目標についてひとつずつ身近な例とともに母に説明したら
はじめこそ身を乗り出して聞いていましたが、
すぐに飽き、無になっていました、母。
私が説明し終わると、母はスーッと席を立ち、
何事もなかったかのようにテレビを見始めました。
なんだかごめん、母さん。
それはそうと、持続可能って大事です。
「持続可能な遠距離介護」。
帰京日の朝。
次回帰省時に、仏壇の前でそのまま朽ちている絵が頭をよぎり、
お盆のお供えを下げました。
そもそも浄土真宗はお盆に特別なお供えはいらないらしいし、私の失敗です。
小さいのを選んだけれど、それでもこの量、母ひとりでは消化できまいて。
「夫ちゃんへお土産に持って帰れば?」と言われましたが
移動時の荷物を少なくしたい一心で断りました。
きっと次の帰省時に残骸があるような。
片付ける自分の姿が目に浮かびます。「なにやってんだ、おれ」とか言いながら。
ついでに玄関の精霊馬と牛もそっと処分しました。
…うちのご先祖様はお使いにならない精霊馬、牛_| ̄|○
こうして一つずつ学びながら人は大きくなるのです(違
家を出る前、母の昼ご飯を用意しました。昨晩のおかずですが。
一応冷蔵庫の中の食材にも張り紙をしました。
ほぼ意味をなさず、このまま朽ちてしまうかな。
まあいい。
この瞬間はいつもせつない。ふだんは「意地悪ばあさん」されたとしてもです。
羽田空港に着き、呼びかけするも母不在。
夕方の呼びかけでようやくつながりました。
私を見送ってから、さっそくバスでまちに出かけたそうで、
デパートで好きなお弁当買ってきたと喜んでいます。
…上記お昼ごはんはおおむねムダになった模様です。
元気ってことだよな。
まあいい。
切り替え大事。気にせず私は東京でキャッホーしよう。
自分がどんどんタフになっていきます。
まけるもんか。