認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

デパートランチで高齢女子トーク

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虫に刺されたと口を尖らせる母。水曜日は移動販売車が来て、巻き寿司とおいなりさんのパックを購入。昼夜ともそれを食べるそうです。移動販売、ありがたや…。

画面ごしに母が
「みんなまちに行くのは控えているし、

お友達同士も没交渉よ。コロコロさんがあるから、みんな引きこもってるの」
「このご時世だからそのほうが安心ですよ、母さん」
「そうね。今日はこのあと散歩に行って、Aさんのお宅をのぞいて来るの」

没交渉ちゃうやーん!!


Aさんは母よりも2、3歳センパイで、同じく独居高齢者。
スイミングに通ったり、謡を教えたりされるアクティブ高齢者で、
お話しすると品良く、クレバーな感じがします。ステキ高齢者。

私がご挨拶に伺うと、
「あなた感心ね。しょっちゅう帰ってきてえらいわ」と褒めてくださるのですが
もしも母がAさんほどしっかりされていたら、
私は5年に一度しか顔を見せていませんわ…と、ちょっと思っています。

そんなAさんが6月に、入院されたと伺って心配でしたが、
検診で高血圧気味だったところを医師に
「暑いから入院しておいたほうがラクでは?」と勧められての入院だったと知り、
心底ホッとしました。
母も、Aさん入院の報に、毎日落ち着かない様子でしたが、
退院されてからは心配事もすっかり失せた模様。よかったです。
お友達のこと、気になりますよね。わかります。


母は月に2度ほどAさんに誘っていただき、
ふたりでバスに乗ってまちのデパートの大食堂でランチをしていました。
88歳と90歳の女子トーク! 楽しそうです

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それでも、約束を母が忘れて
Aさんに待ちぼうけをくらわしてしまったことがあると
民生委員さんに教えてもらいました。

ドン引きする私に、
「でもAさんは全然気にしない方だし、ホントに大丈夫なのよ。不思議なのよ」

言われてみれば、母が「大失敗した。お詫びに行ってくる…」
言ってた日があったような。

そんなへっぽこ炸裂の母と、
さっぱり明るくおつきあいしてくださるのAさん。ありがたや。
帰省時に「いつも母がお世話になってまーす」とご挨拶に伺うゆえんです。

 

母とAさん、ふたりしてまたランチできる日々が戻りますように。
コロナめ。

【ところでコロナ話】
身近な知人が陽性となったり(フルワクチン2週間経過の方)、家族が陽性となった知人がいたり、家族の職場でも陽性者が出たり。東京は、いよいよ新型コロナ包囲網が狭まってきた実感があります。接触アプリでも陽性者とすれ違う頻度が上がっています。昨日も今日も連続で、「一致したキーの数 1」。

毎日発表される新規陽性者数は頭打ちにも見えますが、そんなことはないはずです。びっくりするくらい追跡調査されていないからだと推測しています。やることは変わりなく、気を引き締めて自衛してまいりましょう。