先日の介護帰省時の振り返りです。
お三時は母の楽しみ。この日のお三時は、冷蔵庫にあったカステラをトースターで焼いてあつあつにして、冷蔵庫の期限切れ牛乳(未開封)で作ったプリンを添えて、やはり庫内にあったぶどうを添えての、ありあわせスペシャルプレートでございます❤ ペーパードリップコーヒーで作るカフェオレとともに。完食していただきました♫
火曜日のお三時だったか、母がやや不穏気味に
「フクはよく覚えていると思うけど、
前にうちにヘビが入ってきて大変だったじゃない?
お向かいさんに来てもらって外に出してもらったよねぇ」
「……」
もちろんそんな話は知らないし、聞いたこともありません。
「あれ、夢なのかな」
「母さん、ヘビの夢ってものすごく縁起がいいんですよ!
おうちにヘビがいるなんて、お金ウホウホの夢ですよ!! よかったですね!」
「ええ、そうなの?」
「そうよぉ。なにか気になるなら、どんな感じだったか、お向かいさんに聞いてきましょうか?」
「いらないっ! 変なこと聞かないで!」
「もしくは、私は巳年だから、私の象徴が夢で出てきたとか?
いつも私がおうちにいるよ、っていうことかな」
母、大笑い…。
しばらく経つと
「あれね、ヘビじゃなくてトカゲだわ!」と母。
トカゲ、カナヘビ、ヤモリは、庭にうじゃうじゃいるので、まあなんとなくわかります。
もしかしたら入ってきたこともあるかもしれないし(自室にヤモリがきたこともあるし)。
今年はとくにトカゲをよく見かけます。
「トカゲも縁起がいいから大丈夫♡
気になるなら、やっぱりお向かいさんに聞いてみましょうか?」
「いらないっ!」
フクザツな母の心模様です…。
ところで、テーブルにこんなメモを見つけました。
消えてしまったオレンジジュース!? なんぞや?
と思って母に尋ねると
「フク宛てに来たオレンジジュースを私も飲みたい」と母。
何のこと!?と思って考えたら
自分宛ての荷物を送るために私が近所のスーパーからもらってきた箱が
オレンジジュースの箱だったのです。
私が自分宛てに送ったゆうぱっくを見て、
母は、「フクがご近所に配るお土産に、特製オレンジジュースを段取りした」と物語をつくり、
誤解がとけずにたいへんでした。
一度口では説明したものの、すぐに忘れて誤解は蘇るので
メモをおいて再び誤解を解決…(汗
「私もおいしいもの、食べたい、飲みたい」
な、食いしん坊さんw。
ふと、今しがた思い出しました。
40年前に、当時住んでいたK市のおうちでカナヘビが部屋に入ってきて、母が嫌がり、たいへんな騒ぎになってきたことをふと思い出しました。その記憶とごっちゃになったのかもしれません。母はカナヘビを【トカゲ】と認識します。たしか帰省していた兄がつかまえて、それが【お向かいさん】に変換されたかもしれない。
記憶と現実が思わぬ繋がり方をします。だから「フクはよく覚えていると思うけど」だったのかもしれないなぁ。
せっかくの面白い思い出話だったのに、察してあげられなくて悪いことをしました。今頃しょぼーん。