認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

防犯・防災 緊急時の応援要請

日課のアレクサ呼びかけをするも母不在。
隣のデスクで仕事をしながら、
アレクサつなぎっぱなしで母の戻ってくるのを待ちました。


しばらくすると「おーい、フク! いないの!?」と向こうから声が。
没頭していて呼ばれるまで気づきませんでした。
しかし、よくつながっているのがわかったな、母。


ちょうどお向かいさんのお宅に伺っていたのだそうです。
「SOSの応援要請してきた」と母。
え!?


なんでも水曜日の午後、2人組の見知らぬ男性が車でやって来て
「奥さん、ひとり暮らしですか?」
「そうですが、娘はしょっちゅう帰ってきているので、ひとりってわけでもない」
「ゆっくりお話ししたいのであがっていいですか」
「困ります。出がけで取り込んでいますのでお引き取りください」
と、追い払ったそうです。


なんかもう、話を聞いているだけでイヤな感じです。
母の話は間違っているかもしれません。
見当違いもあるでしょう。
でも、高齢者宅に、男性2人訪問はナイわー。
私だって、うちにそんな人が来たらいやですわー。
まず、ドアを開けませんけど。
最近は「警察です」と言われてもたやすくドアは開けません。

3年ほど前のこと、深夜12時に「警察です」とやって来て、ドア越しに真剣に身構えたら、本物だったということがあります。しかも夫がうちの近所で倒れて頭から血を流しているので、迎えにきてくれたのでした。「奥さんの携帯がつながらないので近所だから直接来た」と警官氏。その後、警官氏は自転車で、私は全力疾走で、現場に駆けつけました。 ※夫は確かに血まみれでしたが、出血がひどいだけで大事ありませんでした。そのあと救急車で搬送、救急病院で手当していただきました。本物ですら「警察です」はコワイって話。自分で呼んだときには神様に感じます(汗


お向かいさんには、
「夜中でも昼間でも怖いことがあったらこのフエを思いきり吹くから助けに来て」
とお願いしたのだそうです。
「わかった、いつでも駆けつけるから大丈夫」とご夫婦で励ましてくださったそう。
こんなとき、支えてくれるご近所さんがいてくださって
本当にありがたいと思いました。

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「このフエをピーッと吹くのよ。けっこうな音が出るんだから」と母。ちょっとマグマ大使を思い出しました…。もしかしてもしかすると、本当は見知った方だったんじゃないんだろうか…ともちょっとだけ思いました。母が思い出せない&聞きとれない(&聞き間違い)、とか? まあいい。何人も、母を怖がらせてはいけない。

それにしても母、よく、ちゃんとフエを見つけられたなぁ。
フエは災害時用に買ったものです。黄色がかわいくて気に入っています。
売り切れていたので、こういうのはどうでしょう。音がでかいヤツ。