認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

「たっちあっぷ」導入がようやく成功!?

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日課の夕方アレクサ呼びかけ。
九州(写真1枚目)と東京(2枚目)の外の明るさが如実に違います。
冬だ、冬だ、わーい!

 

ところで、実家の画像の右側、見切れるあたりに
「たっちあっぷ」映っています(○印)。
今年の5月に導入しましたが、一悶着ありまして。
ようやく最近すっかり落ち着いてきました。半年かかったな。


介護関連の大物は、母の動き方を観察し、
私が予測し、判断し、ブツを仕込んだり、
高齢者用の住宅改修補助を活用して手すりの設置などを行うわけです。
導入のタイミングはものすごく大事。

【過去記事です】

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たいがい母には当初、
「こんなのいらない、私は元気なんだから使わない」と強く反発されます。
しかし、おおむね3カ月後には「これがあって本当によかった」に変わります。
もちろん強く反発したことなど、一切覚えていない様子。
私の予測が正しいのはいいけれど、少し寂しくもある瞬間です。


「たっちあっぷ」は、母が長い時間を過ごすリビングのソファから
立ち上がるのに苦労しているので、あったほうがいいだろうと判断しました。
でも、導入当初は、「こんな重いものをこんなところに置いたら床が抜ける💢」
すごい剣幕で叱られました。
「無駄遣いばっかりしやがって」的に踏みにじられるとちょっとせつない。
…まあいい。

あんまり怒るので「よっしゃわかった。使わないんですね。
オーケー、じゃあダイニングに置きましょう」と場所を変えましたが
※ダイニングのイスからの立ち上がりもつらくなっているので、私がたっちあっぷを設置したい場所でした。
母には完全にシカトされました。
ん~、私の予測が年単位で早すぎたのか!?
と凹んでいたところでした。


しかし、前回の帰省時に、
また夜のウチに、リビングのソファ横(画面に映っているところ)にセットしておいたら、
今度はまったく怒ることなく、自然に受け入れているようです。
ちょっとホッとしました。
やっぱり配置換え、新規導入は、夜中のうちに限ります♪


うちはケアマネさんと密にコミュニケーションをとっているわけでもないので
潜在ニーズに家族が気づかなければ
母はずっとしんどい、ちょっと不便、なままなのだと思います。
母から「これなんとかならないの?」と言うことはまずないのですから。

逆に言えば。自分に対しても、「これなんとかならないかな?」と
改善方法を探せる状況は、自分が元気ってことだよなぁ、と思います。
よきこと!

タッチアップ、こちら。密林で買うのが安かったです。

ものすごくいろいろな種類があるので、詳細はメーカーのHPをどうぞ。

www.kaigo-web.info


取り付けたその瞬間に母が大喜びだったのが、
掃き出し窓から庭に下りる段差につけたステップでした
50センチくらい段差があり、
導入以前は、手すりなしのブロックを置いていました。
「積極的に情報を探さなきゃだめだな」と感じた案件でもありました。
比較的お安くて、少し安全面を不安に感じたものの、1年以上経過しても異常なく使えています。ただやはり定期的に緩みをチェックしないと少しコワイかな。慎重派なので!

 

いち早くとりつけていたのが玄関の、手すり付きの台。
最初ブーブー言われましたが、すぐになくてはならないものとなりました。

【恐縮です、過去記事です】

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