認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢母、明日は学習会のイベントらしい

「お顔の色がいいですね。もうお風呂に入ったんですか?」
と尋ねると
「そうなの。髪も染めて洗って、散歩して乾かしてきたからサラサラよ」

母も私もドライヤーを使う習慣がなく、
もっぱら自然乾燥です。
それしかしたことがありません。
美容室で聞かれたら、面倒なので乾かしていることにしています。
髪をドライヤーで乾かさないことのダメージがちょっとよくわからない…。よく言われるようなダメージはついぞ感じたことはありませんでした(顕微鏡で見たら知らんけど)。

 

明日は母が長く関わってきた、責任者を務める学習会のイベントで
加藤清正参勤交代ゆかりのまちまで遠出するそうです。
…ここで、加藤清正に結びつきました。
「みなさんが楽しんでくれたらいいなぁ」
母のワクワクがこちらにも伝わってきます。
責任者といっても、なんだかすっかりみなさんに、おんぶにだっこ。
どうぞよろしくお願いします<(_ _)>

「おばあちゃんに見られないように、髪を黒くしなきゃ」
と気合いも十分。
「え~、年相応に見られるほうがラクなのに」
呑気に応える、一切白髪染めをしない私。
「フクはいいわよ、若いから」って、
若者扱いしてくれてありがとう、母さん!!


それにしても、母の50代時分はばっちばちに染めていました。
それがデフォルトだったというか。
髪は黒く染めるのが正義だった時代です。祖母だって染めていました。
そういうのはどうでもよくなりつつある(許されつつある)
私の世代は、少しラクになってるのかもしれません。
見た目とか、性差とか、そういういろいろが。
まだまだ、もっともっともっともっと、許されてほしいです。
声を上げられない人も、主張できない人も、みんながラクになるといいなぁ。
好きなように加齢できるといいです。

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よくよく見たら、分け目が昨日と変わっている母。
勝手に撮っているので母は撮影していることを知りませんが(ごめん)、
ピシッとキメてきます。なぜだろう(汗

母の場合は、多動が、長年の社会活動に活かされてきたように思います。
イベント前に以前のようにガツガツ、ギラギラしなくなりました。
ほどよく力が抜けて、今のほうが周りのみなさんもラクなんじゃないのかしら。