認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

忙しさを隠して日課Alexa呼びかけ

バッタバタのなかで、
とにかく日課の夕方・Alexa呼びかけ。
こちらが焦っているのがバレないように、ドキドキするわ、気が急くわ。

どんなに殺伐としていても
母に気取られてはいけません。
「あなたが大切」な感じが損なわれないように。
のんびりゆったり、それでOKな空気感を醸成すること…。

思えば、世の多くの親御さんは
そんなふうに子どもを育ててきたのかもしれませんね。
仕事の超バタバタとか、外の世界でのイライラやストレスを
できるだけ家庭に持ち込まないように。
私もそのように育てられたのかもしれません。

そういえば、亡父の現役時代、
父はひとり静かに円形脱毛症になっていた時期がありました。
仕事のストレスが半端なかったのでしょう。

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5円玉の大きさなんてもんじゃありません。
あれよあれよと脱毛カ所は成長拡大し、
風が吹いて髪がなびくと下から直径10センチ近くある地肌が現れていました。
大きなハゲだっけ。
あのとき父さん、大変だったんだな。
思いやってあげられなくてゴメン。しかも思春期でもっとごめん。

 

母は元気で、お友達に誘っていただいて
まちに出かけてランチを食べてきたそうです。

12月8日の太平洋戦争開戦当時のラジオのことを忘れられないと、
今日も話していました。
今が平和でよかったです。

 

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スマホのAlexaアプリの呼びかけでビデオ通話していると
私の頭上に紐が付いているように見えると
母がめっちゃ楽しそうだったので
くいだおれ太郎のマネをして笑かしました。

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ウケましたがたぶんわかってはいない母。
それでもたくさん笑えた今日はいい日。

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日課の呼びかけを「絶対忘れてはいけない」と思うために、毎日軽く緊張感があります。
それでも夕方4時頃にルーティンで行うことがあるので流れでできるような体と頭になっています。ルーティンにに組み込むの大事です。