朝、母から電話がかかってきました。
電話を取ると「着いたよ。ありがとう!」
そうか、和菓子ケーキが無事到着したか。
「まだ凍ってるから食べないでくださいね」と言うと
「凍ってないよ」
「いやいや解凍して食べられるようになるのは
5時間かかるから待っててください」
「そんなことないよ。食べられないし!」
…どうしよう、いよいよ母がおかしくなったかと
慌ててアレクサ呼びかけをつなぎました。
パジャマでした。
おかしいのは私のほうでした。
お腹がゆったりするように「L」を送ったら、大きすぎた模様です。まあいい。帰省したら裾上げしよう。暖かそうだし、母が笑顔でよかったです。
夕方、日課のアレクサ呼びかけをすると
和菓子ケーキが届いていました。
満面の笑み。よかったよかった。
凍っていることも理解しています。
これは明日朝までちゃんと待てそうです。
穏やかに通話を終わりましたが、
ややあって、また母からスマホに電話が。
「あったよ! 見せてって言ってたからかけたよ」
今度は母さん、何を言っているんだろう!?
慌ててアレクサ呼びかけでつないだら
またパジャマでした。
「2階にあると思って探しにいったら、ここにあったわ!
あーた、さっき見せてって言ってたでしょう!!」
……言ってません。
ええと、たぶん、さっきのアレクサ呼びかけの通話で
きっとケーキとセットでパジャマも私に見せたかったと推察します。
午前中にパジャマを披露してくれたことは忘却の彼方です。
でも、パジャマが贈られてきたことは覚えていてくれたんだな!
ついでに丹前も着てお披露目してくれました。
たぶん、私が贈ったということは覚えてくれている模様です。
もちろんいつかなんてわからないはずですが
充分うれしく思います。
いろんなことが微妙にズレつつも、
核心というか雰囲気は伝わるというのが
母との間で最近よく起きます。
母、アレクサをつなぐことはほぼできなくなっていて
「電話をかけると、アレクサがつながる」と思っているフシがあります。
私がすぐ呼びかけで映像をつなぐからです。
ここでもやはり、微妙にズレつつ核心が伝わっておりますw。
まあいい。