認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢母、本日も踊っていた

木曜日、夕方雪が強まりはじめ、
慌てて外での用事を前倒しで巻取り、
少し早めに日課のAlexa呼びかけ。

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母、髪を染めているところでした。
ちょっと寒そうに見えたので、
母が風邪ひかないように、今日はこれにて仕舞おうとすると
「これからお風呂入って髪洗うから、6時半頃かけて」
「はーい」
仕舞えませんでした(汗


仕事の続きをバタバタしていたら、6時20分頃、母からスマホに着信。
電話をとりながら、同時に「Alexa、呼びかけ」で映像をつなぎました。

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お風呂上がりに白湯を飲む母。
「白湯はいいですよぉ。お風呂上がりに飲んだら、体の中がきれいになりますよ」
どんどん盛っておきました。
それにしても母、お風呂上がりに、洗った髪を乾かすのに、
ご近所一周してきたそうです。この寒空の下、マジすか。


母、また兄のことを気にしていました。
「ああた、お兄ちゃんのことを励ましてあげなさい。
フクが励ますのがいちばんいいんだから」
面倒なことは、とりあえず娘に振ろうとする母。
「母さん、兄さんは肺がんじゃなくて肺えん
死なないから大丈夫ですよ」

「あらそうなの。でも肺炎だって気をつけないとねぇ」
「ちょっと特別な肺炎だからそうですね」
みたいな話が手を替え品を替え、5回ほどループしました。
やはりまだ気になるんですねぇ。親心。

まったく落ち込んでいないのでそこは安心です。
追々、兄がこれからあまり帰省しなくなることを
母に伝えなければいけません。

ところで、と。
「さっきお風呂に浸かって小さな声で歌を歌ったら、
お水さんがみんなホメてくれてうれしかった」とニコニコしていました。

「あ、そうそう。この間見せてくれたけど
母さんからだが柔らかいでしょ?」
「うん。前も床に手がつくし、
バレリーナみたいに足が上がるよ!」

自分で言ってひとしきりウケる母。安いぞ、母さん!

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「体が柔らかいのは若さの秘訣らしいですよ。
筋肉が柔らかいと、血管もしなやかに動いて血の巡りがよくなるし
いいことづくめなんですって」
仕入れたてのネタを伝えると
母、また踊り出しました。バレリーナのつもりらしい。

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母が踊るから今日もいい日。
大丈夫、今日も元気です。