認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

それぞれのおひな様

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実家の、もともと座敷だった、私の仕事部屋の床の間には、
母の希望で通年おひな様が飾ってあります。
実家で私はずーっとおひな様と一緒に過ごしています。
私が片付けするまで、
35年間近く納屋の暗いところに仕舞いっぱなしにしていたのを、
今、挽回するような気持ちです。

先日帰省時、ひな祭り近くなので、
実家のほかの小さなおひな様を出し、リビングや玄関に飾りました。

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月曜日、日課アレクサ呼びかけをしたら、
「もう3月ね。3月3日には座敷のおひな様にお供えして、おひな様の前で踊るのよ。
うちはいつでもおひな様がいるからいいわね」と母が言うので、一応
「母さん、今度はひな祭りが終わったら、
納屋におひな様を仕舞ってもいいんですよ? 私がしますから」
と言ってみました。
「ヤダ。おひな様がいると座敷が賑やかだから、
ちゃんと床の間にいて欲しい」そうです。
そうかい、そうかい。よかったです。


月曜日の呼びかけでうれしいことがひとつ。
「冷蔵庫の花畑牧場のチーズケーキを食べた。ものすごくおいしかった。
やっぱり北海道のはおいしいわ」と母。

冷蔵庫内のメモを母が見て行動につながったのは
もしかして初めてかも!?
偶然かもしれませんけど。

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帰京時の庫内メモ。次回帰省して冷蔵庫を開けると、メモがそのまま出てくるのはデフォルトです。気にしない、気にしない。

 

東京自宅もおひな様を出しました(遅っ!)。
旧暦のおひな様までずっと飾っています。
写真は私が40歳のときに、母が送ってきてくれたおひな様。
「平成18年(2006)年」と書いてあります。

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