認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

介護の今後についてのきょうだい会議

年末年始から入退院を繰り返している兄。
リウマチ性の間質性肺炎で闘病中です。
同時に関節リウマチデビューで、苦しんでおります。

そんな兄が、私の介護帰省機関に合わせ、
実家に帰省することになりました。
家族が揃うのは1年ぶりです。

帰省予定の早朝に
「体調が思わしくないから行けないかも」と連絡があったので
「体調第一。今回はいいから延期してください」とレスしましたが
結局痛み止めを飲み飲み、1泊だけのとんぼ返りにして、
遠路はるばるやってきました。
「もう3人で会うのは最後かもしれないから」と本人談(昨今、超弱気になってます)。
もしや、例の、隣家への挨拶を義務に感じてきてくれたのか?と、申し訳ない気持ちに。

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夜、きょうだいでゆっくり話すことができました。
兄、「今回のことはどう考えても母さんに非があるからねぇ」と、
感情的にならず、捉えてくれるのがありがたかったです。

「それにしても素晴らしい民生委員さんだよね。
このまちはしあわせだよ。こうした善意にあふれる方が民生委員で…」
兄、少し前まで地方公務員でいろんなケースを見てきており、発言に重みがあります。


「ところで母さんは、こんなでこれから独居できるのか?
ぼくはこの状態だからこれからも介護を手伝えることはないし、
もしもぼくだけなら、母さんがどんなに嫌がっても、施設に入ってもらうけど」

兄は兄で、私の生活を気にしてくれての発言です。

「いやいやいやいやいや。
私の目の黒いうちは、私が母さんのお世話して、
兄さんには一切迷惑かけないので、遠距離介護で続けます」

「今回は人道的な民生委員さんへの通報だったからいいけど
これが市への通報だったらだね」
「通報されたら、強制的にでも施設に収容となるのはわかっています。
それは仕方ない。

でも、それまでは、ご近所といろいろ波風立つなかで、
それに対処できるか、それができなくて私が母さんの独居をあきらめるのか、
最終的には私の判断だからさ。
ギリギリまで、行けるところまで行ってみるよ。
私は母さんと、私自身の、運の強さは信じてるし(・∀・)」
なんていう話をしたら、兄は半ばあきれていました。

「それにしてもこの3人で、
いちばん長く残りそうなのは母さんなんだが」

「実は私もそう思います」
きょうだいの見解は同じでした。
なにせ母とは、体力、気力の格が違う気がして(汗。

 

でもこればかりは誰にもわからない。
たらればの未来を恐れてもしようがありません。
それより今夜のおかずをどうつくるかのほうが大事。

私はもっともっとタフになろうと思いました。

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