認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

ホームベーカリーをレンタルしてみた

実は料理、調理、製菓への苦手意識が強く、
焼き菓子を自分で作るなんてことはほとんどありません。

ちょっと私の児童期の昔話です。1970年代半ばのこと。
育ててもらった過程で、母は料理がふつうに上手でした。
ほかと比べたことがないので、本当に上手かはよくわかりません。

一方、手作りスイーツについては、母は上手だったと思います。
私の幼少時には、アイスクリームや寒天、ゼリー、プリンといった冷たいスイーツや和菓子。
小学3年生のときに、我が家にガスオーブンがやってくると
パンやマドレーヌ、ピザやケーキ…といったものが日々のおやつのデフォルトになりました。
冬、コタツに足を突っ込むと、
中に発酵中のパン生地が入っているのもよくあることでした。

パン系は、市販のほうがフカフカでおいしいと思っていました。
でもマドレーヌは、母が作るほうがおいしかった。
うちに帰れば、母の作った手作りお菓子がほぼあるのが普通でした。
※料理好きな母が全く自発的に作っていました。裕福というのとも少し違います。社宅のアパート住まいだし、うちには当時、炊飯器も電気ジャーも電子レンジも電話もなく、冷蔵庫もずーっとワンドアの小さいの。お友達のお宅にある家電の多くはありませんでした。でもガスオーブンはありました。

アイスクリームは、市販の味が本物だと思っていたので
母の卵とミルクの濃厚なバニラアイスはニセモノだと思っていました。
今味わえば「絶品!」なのに、私に味覚の感性がありませんでした。
今思えば悔しいなぁ。

そんなわけで、
パンやスイーツは母がつくるもの。
自分でつくるという気持ちが全くありませんでした。

しかし、昨年の10月に念願のオーブントースターを購入したのを機に

吊り棚ちょうどのサイズのオーブントースターを見つけ、購入!!

食パンとグラタンだけ焼いているのもなんだかな…と思い
五十の手習いで、今年2月に人生初のクッキーを焼いてみたのです。

焦げました。

そんなことでは負けません。
オーブントースターはピザだってできるんだよ!
というわけで、米粉ピザに挑戦して惨敗。歯が立たないカタさでした。
食べられない失敗ってあるんですね。 ホントびっくりした。
手で割ることができないカタさ!

 

悔しい。すごい敗北感…。

Twitterでステキピザの画像を拝見したり、
ホームベーカリーの話題を拝読したりするたびに、
憧れが駆り立てられました。

でも、オレにはきっと無理だ。ホームベーカリーなんて、宝の持ち腐れになってしまう。
他にもネガティブなことがたくさん浮かびました。

しかしこのたび、念願のホームベーカリーを
お試しレンタルして格闘中です。
「レンティオ」。便利です。私のためにあるシステム!!
本当に無理なのかどうか、試すことができるんです。

www.rentio.jp

期間は2週間。今ちょうど1週間。
もうヤバイっていうくらい体重が増えています。
だって、作ったら食べないとだめでしょう!!

 

レンタルしているのはこちらの機種です。
食パン半斤が焼けて、餅つき機能があります。

www.zojirushi.co.jp

 

食パンやピザ生地だけでなく、どうせならクッキー生地も作ってみようと、トライ。
禁断のベーキングパウダーに手を伸ばしてしまいましたッ。

やっぱり焦げました。
ふくらみすぎてほぼほぼくっついてしまい、不気味なものに。

食べた感じはそばぼうろに似て、お味はさほど悪くありませんでした。
まあいい。
そして体重が増えました。

うまくいったら実家でもトライして、
母にも食べさせてあげたいところですが
かなーり遠い道程ですw。
続報はまたお知らせいたします。

 

ところで、もう母がお菓子を作ることはありません。
私がホットケーキミックスを使って炊飯器で作る
バナナケーキをニコニコ喜んで食べてくれます。
母、スイーツが大好きなのです。

  

切って混ぜて入れるだけ。超簡単!! 炊飯器スイーツ最高!!!