4月の帰省時のこと。
母が散歩中に、夕方の公園で見知らぬ高齢男性に声をかけられ、
母が「気色悪い」と訴えていたことがありました。
翌日からはまた出会わないように、
同じ時間を避け時間を少し早めて、
午後3時頃から散歩に出かけるようにしましたが
またもやバッタリ会ってしまったそうで。
母が軽く衝撃を受けていたのを覚えてます。
不審者というより、やはり地域にお住まいの方と考えられるのですが。
【過去記事です】
先日、5月の帰省時に民生委員さんとお話ししたときのこと。
公園の“不審男性”の件は、母から聞いて民生委員さんもご存知でした。
「実はその男性、本当は○○さん(母苗字)が顔見知りの方なんです。
気になったので様子を○○さんに伺ったら、外見の特徴が似ている。
多分間違いないと思います」
まさかの種明かしでした。
現在の民生委員さんは10年程前に着任されました。
前任はうちの母。
母はこの地で20年間、民生委員を務め、
今の委員さんにバトンタッチしたのです。
現・民生委員さんいわく、
その男性はお母様とお住まいで見守り対象。
母が現役時代に、しばしばお宅へご様子伺いしていたために、
男性は母を認識していると考えられるそうです。
しかし、すでに母には全く覚えがありません…。
「…とお話ししても、○○さんが混乱するだけでしょうから
私はお話ししていません」
※母がフレンドリーに話しかけないほうがベターな状況らしい。人生いろいろ。
男性には申し訳ないことをしました。ごめんなさい。
でも、母はもう、かつての母ではないので
どうか許していただきたい。
コワイと思ってしまうようなのです。ホントごめんなさい。
そういえば、母と一緒にまちを歩いているときやバスの中で、
子どもから、「○○さーん!」と、元気に声をかけてもらうことがあります。
母は保育所や施設で朗読ボランティアで読み聞かせをしてきたので、
覚えてくれていた子どもたちが声をかけてくれるのです。
母の返しが鮮やかで
「あらこんにちは! 何年生になった? 頑張ってますか?
元気でお勉強頑張ってね。またね!」
「はーい!」
どこのどなたか、母にはまったくわかりません。
でも、見事な返しをします。
私が声をかけた子どもならうれしいだろうなぁと、
ほのぼのします。