認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

89歳、認知症あり、新たな趣味を見つける

日課の、夕方アレクサ呼びかけ。
あれ、いないなぁと思っても
玄関カメラで様子がわかるのがすごくいいです。
来客対応中な母。


配食スタッフさん、
母が驚かない、完璧な位置で
立って待ってくださっています。ありがたい。
きっとここに来るまで、何度も、
びっくり気質の母の悲鳴の洗礼を浴びたことでしょう…。
申し訳ございません。


母、月曜日は、バスの本数が少ない市場には行かず、
代わりにまちで苗を買ってきたそうです。
買って帰ってきて、植えつけたというから、感心します。

「しんどかったけど植えた!」とドヤ顔すごい。

もともとの性格+認知障害
母は食材を買って帰っても
そのまま忘れてしまうので
買ったままご臨終になった食材が室内で散見します。
なのに、買ってきてすぐ植えるなんて、すごいじゃーん!!!


「なにを植えたんですか?」と聞いたら
「うん、名前は忘れた。お花!」
だそうな。全然いい。

「それにしてもいい趣味をお持ちになったことですよ」
と讃えると、「ホント、そうよね。
ちょっとでも時間があったら庭のお花を見てるのよ。
『元気?』って聞いたら『元気です!』と体震わせて答えてくれるの」だそうです。

ほんに、よい趣味で。
89歳、日々のワクワク感がとてもいいです。
母の祖父が植物を育てるのが大好きだったそうで、
今までは「フクに、その血が流れている」と言っていましたが、最近は
「やっぱり私にも同じ血が流れているのかもね」と喜んでいます。
このおうちを建てて、30年経って初めて、庭に花を育て始めた母。
いつ、なにがハマるか、わからないものですね。


余談ですが、私は本当は
コンポストと、雨樋タンクが欲しいんです。
いつもなにか欲しいものがあるって、我ながらどうよ。
いや、こういうのって、具現化して自分で認識するのが大事じゃないですか。
なので写真をベッドの枕元に貼っております。
「はやくうちにおいで!」

雨水貯水タンクは、かなりゴージャスですが、
まちの防災にもつながるはずですし、いいなぁと思って。
庭の隅に置いたら、母が水まきするのもラクになるんじゃないかなぁ。

母は、私がホースで水まきすると「もったいない!💢」と怒ります。
「母さんが、キッチンや洗面所で、お水全開で忘れているほう
がよほどもったいないけどな」と思います。
言えませんけど。
ほんと、その水全部集めて庭にまけたらいいのになぁ。


まあいい。

また明日ね。