認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

写真の母娘はどこへ行ったんだろう

以前アレクサ越しに見せて、母が欲しがっていた写真を
7月の帰省時にフォトスタンドに入れて母へ渡しました。
私の小学校の卒業式後に、教室で母と撮影した写真です。

母、しげしげと眺めていました。
正直言うと、私自身も母と自分だとはあまり思えなくて
なんだか人ごとみたいな写真に感じてしまいます。
あまりにも遠いのです。
きっと母も「これだあれ?」なんだと思います。
それを言葉にしないあたり、まだまだ大丈夫だw。

 

「これはいつ? どこ?」と写真を見て何度も何度も尋ねる母。
「ごめんごめん、えらい昔で全然わからないですよね」と、
フォトスタンドの裏に「いつ、どこ」を
書いて貼り付けたら落ち着きました。

フォトスタンドを、テーブルの上に置いたり
そうでなければ母のそばに置いたりしてくれていますが
ちょっと亡くなった家族の写真を飾っているような気持ちになりました。
そんなこと、母には言えませんが。
あの写真の母娘はいったいどこに行ったんだろう。

今日も母は、夕方、最寄りのコンビニまで
往復30分以上かけてお出かけ。
「日頃お世話になっている自治会長さんに、ビール6本を差し上げたの」
と、なかなか不可解な言動でした。
「毎年やってるんだからっ」と言いますが、初耳ですw。
しかもビールを飲む習慣がまったくなく、
ちゃんとビールを選べない、買えない母。
なにを差し上げたことやら…まあいい。