カオスになりかけだった実家の薬置き場を片付けました。
小さいことで恐縮です。気になっていたのです。
【before】
【after】
ふふ、これならもう薬を落とさないし、探す時間も短いはず♪
薬置き場にあたる食器棚のガラス戸板をはずして、
中のものは整理し、
このスペースを全部薬置き場にしました。
母が探しやすいようにすべて面出し。
夜のうちにやっておけばバレないと踏み、
母の就寝後に作業しましたが
この日に限って母が「サロンパスを貼りたい」と
起きてきてしまいました。ぎゃふん。
このスペースを見て違和感を覚えた母、私に
「ガラス扉はどうした!?」と尋ねました。
しまった、バレた!
ガラス扉は納屋に丁寧にしまってある旨伝えました(←事実)。
「今度、救急箱を買ってこようと
思ってたのに」
へ????? そこなの???
「整理した物をどこにやった💢」じゃないのか!?
※私が30年前に片付けた状態が食器棚奥から出てきまして
当時の変色したふきんなどは大量にそっと廃棄していました。まだ表にゴミ袋が…(汗
「まあまあ、夜なので、今日はもう寝てください。
詳しくは明日の朝お話ししましょうね」といなして
翌朝話すことに。
翌朝は翌朝で、母に別件の質問を投げかけて
できるだけ薬置き場から注意をそらすように気をつけました。
この作戦は成功でしたが、やはり母は
「救急箱を買うつもりだったのに。
フクが救急箱を持っていくからこんなことに。あれ高かったのに」。
は、はぁ!?
「どの口が言うんですか、母さん。
そもそも母さんは救急箱にしまえなかったでしょ?
しかも私は一度も持って行ったことなんてないし、
そもそも救急箱は父さんの会社の健保組合から支給されたもので
母さんは一度も買ったことがないはずですよ💢」
思わず正論を言ってから、シマッタと後悔しました。
母さん、このことは忘れてください、今すぐに。
_| ̄|○
母の席に座って、そこからの景色を眺めてみて
母の作話の真意がわかった気がしました。
多分、かっこ悪いと思ったんだな。
お越しになるヘルパーさんも見ることになるので。
私は母が迷わないように、全部面だしにしましたが、
母にとってはちょっとかっこ悪く感じて、
救急箱発言になったんじゃないかと推察しました。
後の祭りです。
反省。
作話の底にある気持ちをわかってあげる余裕がありませんでした。
まあいい。
きれいにはなったし、これで母の迷う時間は減るんだし。
次、行きます。
実家の片付けに関しては、介護というよりも、普段の延長に近いです。
母はもともとADHDで(たぶん)、私が幼い頃から片付けがほぼできません。救急箱の整理は、幼稚園に上がる前から私がしていました。台所の流しの下や食器棚を整頓するのも幼い頃から私の役割。私はそういうことが大好きだったので全く苦になりませんでした。好き放題できたのは、母が苦手だったせいだと考えれば、Win-Winだったのかw。
そんなですから私はもともと、母の一挙手一投足を見つめ、気配を読み取り、どうすれば母が楽に過ごせるのかを考えて整理しようとするところがあります。介護とは関係なく、もともと片付けられない母に代わり、整理整頓する役割だったからだと思います。
今は、母の視界に入る世界をできるだけ整理して、母の混乱を鎮めたいと思って片付けています。視界を整理することで、認知症でも少しでも長く独居が続けられるようにできればと考えています。
めっちゃゆるいですがw。