認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

30年前の母の社会活動がすごかった

母、やはり体調はなにも問題なさそうです。
でもしかし、なんか気になっている娘です。
まあいい。解決を急がぬこと。
ただ違和感だけは認識を続けます。

水曜日の日課Alexa呼びかけでは
「地域のボランティア活動の始まりのことが出てきたのよ」と母。

30年前に、母が地域で立ち上げたボランティア活動の
意義・目標を掲出用に模造紙に書き出したものが出てきたそうです。
【注釈】2カ月前に、母に内緒で私が、衣裳部屋の模造紙たちを大量処分しました。きっと少なくなったから開いて見る気になったのでしょう。5年前にこの場所へと整理したのも私で、以来母が手つけずだったので、思いきって2カ月前に5分の1を処分しました。イベント用に歌詞を書き出したものが多かった。残り5分の4💦


一度画面から消えて、ブツをもって現れた母。
あらためて内容がすごい。
これを30年前に母が中心となって立ち上げて
活動は今も続けられています。

21世紀にむけて 独居者 障害者 高齢夫婦の方々が、「◎◎に住んで良かった」と笑顔がこぼれる福祉の町づくりに精いっぱい取り組むことを目的としています。

◎モットー
笑顔と暖かい(ママ)心でふれあいの輪を大きく広げよう。

◎内容
1健康づくり教室
2レクリエーション
3食卓を囲んでのふれあい活動
4健康相談
5公民館外活動  ※見えるところだけ抜き書きです。

 

このサロン、30年経った今も、
21世紀になっても、ずっと地域で続いています。
母たちは志の高いいいもの作ったんだなぁ……とリスペクトします。
しかし、母は引退してからは一度もつどいに参加していません。
誘っていただいても頑として出かけません。
母、お世話される側は絶対にいやなのです。

 

Alexaでの通話が終わってから、ふと思いついて
もう一度Alexa呼びかけました。
いやがるだろうけど、言うてみるのはタダやし!
「母さん、いっそもう一度、
今度はお世話してもらうほうで
気楽にサロンに参加したらいかがですか?
母さんはもう90歳なんだから、甘えればいいじゃないですか」
母は即答。
「いやだ。私は支えるほうがいい。
年齢は関係ない。
95歳になったって、私は人を支えるのがいいの」


そのお気持ち、本当は尊重したいとは思っていますよ、母さん。無理強いはしません、これからも。私もされたくないからな。

失礼しました~。
年齢でくくってごめんなさい。
私が逆の立場でも、そんなふうに括られたらいやです。

でもなぁ、
すでにできないこともたくさんあるんだよなぁ。

 

どうしたもんじゃろ、と思うのでした。
答えは出ません。時間薬でなんとかならないかな。
まあいい。