認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢母、いよいよ「長」をおりるってよ\(^_^)/

水曜日のお昼過ぎ、
母が長を務める、所属団体の役員Hさんから私の携帯に着信が。
「お母さんに電話がつながらないのだけど大丈夫かしら?
他の人も電話しているけどつながらないっていうから心配で。
12月の催しについて相談したいんだけど。
先日の催しも、微熱が出たからってお休みされたし、心配よぉ」
「昨晩も母とふつうに喋っていますので大丈夫です。
母からお電話差し上げるように伝えますね」
と言って電話を切りました。

30分後に母とAlexaがつながったので、
Hさんへ電話をするように伝えました。
ん? なんだか妙な気持ちです。

【2週間前に起きた小さな事件。母が初めて学習会の催しを自ら欠席】

 
夕方の日課Alexa呼びかけで
「母さん、Hさんに電話できましたか?」と尋ねると
「うん、話したよ。
あのね、私40年間、学習会の長をやってきたけど、
もう来年の4月で辞めようと思って」

まさかの言葉が飛び出して、思わず、
「それがいいですよ! 長をやるのはしんどすぎるもの。
母さんはちょっとゆっくり過ごすほうがいいですよ」
とたたみかけました。
気が変わらずにこのまま辞めてくれたらうれしい。

それにしても、やっぱりなにかが起きたのでしょう。
母が楽しくないと感じるなにかがあったはず。

そりゃあ、認知障害を起こしていて、
短期記憶は覚えられないし、金銭感覚も微妙だし、
健常者のみなさんと一緒に過ごしていたら、
ズレたり浮いたりあることでしょう。可哀想に。

娘からすると、
母がつらい気持ちにならなければいいな、それだけです。
「よく決断されました。やめちゃえ、やめちゃえ。
“会がなくなってしまう”と言われたら、
もう解散でいいじゃないですか。今までよく頑張られました!
そして引き際の美しさは大事ですよ、母さん」

 

母がヘコんでいないかが気になって
夜もう一度Alexa呼びかけするも
「ビデオがオフです」。…忌々しい!

ほかの部屋のはつながるのに!
どうしたことでしょう。

しかももっとも肝心な
「明日はヘルパーさんがお越しですよ」を言い忘れてしました。
電話もつながりません。
なぜか、実家電話は5回コールでファックスに変わるようになってしまいました。
これでは「母が電話を使えない」に等しいかも。まずい……。
まあいい。しょうがありません。

 

術後の夫は、早朝にはメッセージの既読マークがつきましたが
13時間以上オフラインのままで、
チキンなわたしはバクバクしております。
バクバクしている間に、
母へのエクスキューズを落としてしまったというわけです。
当日朝からちゃんと巻き取れますように。

なにより、Alexa、調子を戻して頂戴!