認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

病理診断。夫の肺がんはステージⅠでした

 

病院の庭園からの景色。

夫の術後、ようやく詳細な病理診断を伺いました。
肺腺がんで、ステージⅠのA2期。
リンパ節への転移はありませんでした。
腫瘍の大きさは、17ミリ×14ミリ。
CTで把握できる最低サイズだそうです。
加えて同じ左肺に1ミリに満たない別もののがんが2つ。
 
腫瘍は手術で切除しきったものと考えて、
追加の放射線治療や、抗がん剤投与などは
現時点では予定されていません。
考え得る最高の結果でありがたい限りです。
 
ネガティブな情報もあります。
「肺の多発がんで、右肺に散らばっているのも
おそらくがんでしょう」とのこと。
1ミリ未満のゴマみたいながんが
今回はさわっていない右肺にもあると思われるそうです。
……だとは最初にCTを見たときからちょっと思っていました(汗。
「その対処として、今後、抗がん剤の治験があるかも」と聞きましたが
これについては遠慮しようと夫婦で話しています。
抗がん剤の副作用も気になるし、
何より、1ミリに満たない小さながんは
多くの人が持っていると聞いたことがあり、
ならば養生を続けることで対応できるかもしれないと
思うからです。
侮らず、丁寧にあたたかく養生しようと思います。
幸いなことに、今後も定期検診で様子を観察できるのですから。
目指せ、一病息災。
 
リンパ節転移がないとのことですっかり安心し、
11月上旬のPET検査での集積についてもご意見を伺いました。
「炎症を起こしていたと考えられなくもないですが、
それにしてもなぜ消えたのかはわかりません」。
正直な先生で好感が持てました。

【PETで集積があり、その後の再検査のこと】

55enkyorikaigo.hateblo.jp

ところでわたし、「詳細」をナメていました。「詳細な病理診断」とは、切除したものをほぼ1.4センチ間隔で輪切りにして、状態をそれは細密に調べてくださるものでした。そりゃあ診断に時間もかかることでしょう(お金も高かった!)。その画像をPC画面で見せていただくやいなや、私は舞いあがってしまい、「写真に撮っていいですか!!」とかぶりつきになり、撮影しまくりました(その中から超ぼかして一枚。色はホルマリンに漬けるので黒くなるんだそうです。本来はもっとピンクらしい)。先生も夫も苦笑いしてました。だって大好物……(汗


そしてようやく、病院に対して、
医療保険用の診断書申請を行うことができました。
病院から書類をいただけるのはほぼ1カ月先だそうです。
それでやっとこさ保険金請求ができます。
お金がおりるのはまだまだ先ですやん(大汗

 

それにしても夫、この1カ月半、淡々とよくがんばりました。
えらいえらい。