認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

ケアマネさんの助言_高齢母の今後について

朝、母の検温をしたら35度9分。
15分後に母がごそごそ検温しようとしていたので
「母さん、15分前に測ったところですよ。35度9分でしたよ」と声をかけたら
「もう一度、今測りたいの💢」と母。
聞こえるように「うわ~~~、しつこーい❤」
と言ったらギロッと睨まれました。
そんなことより、メインの振動体温計が一昨日から見当たらなくなりました。
もう1本同じものがあったほうがいいかもなぁ。

月曜日の介護認定の面談が終わった後で
その報告も兼ねてケアマネさんに電話をしました。

「母、今日の日付も季節も言えませんでした」と伝えると
「お母様は落ちこんでいませんか? 大丈夫ですか?」
と気遣ってくださいます。
「速効で忘れているので問題ありません」と言うと笑ってくださいました。

担当ケアマネさんは、いつも母を気遣ってくださるし、
手を焼き肝を冷やす私の立場で、一緒に笑いにかえてもくださるし、
三者の立場でプロとして冷静にサジェスチョンしてくださることもあり、
私にとっては信頼のおける方です。頼りにしています。


「調査員さんに(ヘルパーさんには)週1回じゃなくて、
2回3回入っていただくレベルだと言われました」
とお伝えすると、意外にも
ケアマネさん側は、すでにそのように感じてもいらっしゃるようでした。
あれ? 私が暢気なだけ? 
…まあいい。
「でもあの母に、直近で回数を増やすのは無理だと思います」とも話しました。
逆上するので、その逆上ケアを私が行うことに私が耐えられないだけですが。

「本当にいろんなケースがあって、なかにはご近所から、
認知症なのに週1の訪問介護だけで放置するなんてありえない』
と苦情が出て、訪問介護の回数を増やすケースもあるんですよ」。
ひっ。私が電話口で息を呑む気配を察したのか
「これはただの私自身の予測ですが、
フクさんが民生委員さんやご近所と良好な関係を築けているので
それがある限り、ご近所のみなさんは大丈夫なような気がするんですよね。
ヘルパーの回数を増やすのも、減らすのも、
こちらはいかようにも対応しますから大丈夫。
ただ、お母様がストレスに感じないように、
なによりフクさんの負担がかからないように、考えていきましょう」
また、回数を増やすことで、今までできていたことが
できなくなってしまうケースもあるので、
安易に増やすのは慎重になるところです」とも伺いました。

ケアマネさんがおっしゃるには、
母くらい認知症が進んでいて、
ほぼ一人暮らししているのが珍しい。
母がレアケースなのだそうです。
体が元気だし、それだけできることがあるからだから、
ケアマネさんも、母が今できることを大事にしたいということでした。
「それでも、残念ながら、いつまでもこの状態は続きません。
そうしたことも考慮しながら次の手を考えていきましょう。
次回の介護帰省時には、新しい介護度も出ているだろうし、
また伺いますので、今後の方針について話し合いましょう。
要介護1も、まだまだできることがありますから。
リクエストなどがあればどんどん教えてください」

 

母が「長」を務めている学習会についても、
娘としては母が継続することを非常に悩ましいと思っていると相談したら
「(ケアマネさん自身も)お母様に、有終の美を飾ってほしい気持ちもある反面で、
『ここまできたらいけるところまでとことん頑張って!』
と応援したい気持ちにもなるんですよね。
身内の方からするとヒヤヒヤなのはよくわかるんですが」とも。
母をみてくださる方がこの方でよかったと思いました。

母が台所でカチャカチャ作業をしていてのぞいたら写真左のプレートを作っていてびっくりしました。何かしたい気持ちだったのかな。本人は、デザートみたいなものを作ったのだそうです。イチゴを切ったり青いモノも入れたりは私がしましたが、それを差し引いてもちゃんとおいしかったです。お昼ご飯のテッパン・レトルトカレー(どんどん増殖しているレトルトカレーですよ)。


高校野球を見ながら応援する母。ごきげん。