認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

認知症母、がんばって子の誕生日を覚えていた

ヘルパーさんがいらっしゃる日なので、朝からAlexa呼びかけ。
朝からなにやら楽しそうな母。

訪問介護以外に、この日はきょうだいの誕生日で
その旨母に伝えました。
数年前に、「母さんがぼくの誕生日を忘れてしまった😢」と、
きょうだいがしょげていたことがあったので
近年は当日に私がリマインドすることにしています。

ところが。
「母さん、今日はきょうだいの誕生日ですよ」と言ったら
「はあ? 当たり前じゃない! 
◎◎(きょうだい名)は今日だし、フクは◎月◎日。

お腹痛めて産んだんだから
忘れるわけがないでしょう💢」

「あ、でっすよねー!! さすが母さん」
「◎◎はまだ寝ているみたいで、朝、電話がつながらなかった💢」
あー、朝一はバタバタしてて、さすがに電話対応できないでしょう、きょうだい。
いえ、そんなことはどうでもよくて、
そうか今年は母さん、
子の誕生日を覚えていたか、新~鮮!!! と思いました。

ヘルパーさんがいらっしゃいましたが、Alexa越しにヘルパーさんも
「お母様が、ごきょうだいに電話がつながらないとおっしゃっていますが
どうしましょう」
「すみませ~~~ん、対応しますので、今は放置でお願いします」

きょうだいにはメッセンジャーで、誕生日のお祝いとともに
「時間のあるときに母さんに電話してね」を伝えました。

夕方の日課Alexa呼びかけで
「母さん、きょうだいと話せましたか?」と尋ねると
「はあ!? この子、なに言ってんだか全くわかんない」
のリアクション。
さらに母は、自身が夕食を食べたかどうかすらもよくわからない模様。
でも、そんなこたぁどうでもよくて、陽気でめっちゃ楽しげです。
「◎◎とは最近は全然しゃべってないわよぉ。
いつも『具合悪い』ばかり言ってて覇気がないもんねぇ」と言うので
「あらあら、親の顔が見たいですね」というと大笑いしてました。

 

そうかそうか、大任(=誕生日当日に子にお祝いを言う)を果たしたら
肩の荷をおろして、もうすっかり忘れたんだと合点がいきました。
母、子の誕生日を覚えているの、ものすごく頑張ったんでしょう。いじらしいな。


「ああそうだ、今治タオルの枕って、フクがくれたんだっけ?
今日も楽しみだわ~」言うてました。

昨日のことを覚えててくれたのはよかったけれど、
必要に応じて、母はお世辞を言う。わりとうまいこと言う
ということも最近わかってきました。

 

まあいい。

さてさて、東京自宅で、日課の血圧計測大会です。

 

1枚目は夫。ついに高いほうが70台で少し焦るわたくし。79_48。2枚目は私。89_50。低血圧一家ですが両者とも至って元気です。