認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

認知症母の食事の工夫

TVを見ながらくつろぐ母を激写。
メイちゃんと仲良く過ごしています。

 

お昼どきも視界に入ってきました、メイちゃん。なかなかのインパクトです。
お昼ごはんは、余りもの全部入れwの和風焼きめし・梅干しのせと、
卵豆腐、キュウリと新タマネギのぬか漬け、
インスタントのメカブ汁に、しいたけ粉とゼラチン粉をプラスしたもの。
「焼きめし、もっと食べる」と言ってくれるので、少々追加。
完食してくれました。※画像は私の分。母はこの半量くらいの焼きめしを食べました。
さらに、ご飯のあとにほんのちょっとだけ甘いものがあると
母の満足感がちがうことを最近突き止めたので、実行しています。
食後の間食が少し減り、いいことずくめです。

いただきものの缶入りみつ豆。ふたりで半分ずついただきます。

 

そうなんです。
アテンドする人の(介護する人の)食のクセがわかっていると
互いにやりやすいです。うちの母の場合は
 ✔ 一口は小さめに。
 ✔ かたいもの、スジがあるものはイヤ。口当たりのいいものが正義。
   母は豆苗は好きですが、半分くらいの長さだと、
     熱を入れても、食べた後にスジだけ吐き出します。

     1センチ程度に切っておくとペロッと残さず
食べられます。
 ✔ 温度にうるさい。熱い・つめたい、極端なものより、ほぼ常温。
   朝食用の野菜や果物も、朝一番に冷蔵庫から庫外に出し、
      冷たすぎないよう温度調整して出します。
      牛乳は、デミタスカップ1杯くらいを、500W×20秒でレンチンして出します。
 ✔ 甘みが好き。アクセントにかぼちゃやニンジンなど
     甘いものを入れると、食が進むことも。
 ✔ スペックに弱いので、「これは母さん好みの皮が薄くて甘~い、ミニトマト
     母さん大好きだと思いますよ」など、推しの理由をそのたびごとに挙げます。
 ✔ 母が箸をつけないときは、警戒している可能性もあります。
   「母さん、これはかぼちゃなの。すごくお好みだと思いますよ」
    など勧めます。
     見た目で食材が判断できなくなっていることも多々あります。
 ✔ 食事以外の話はしない。
     多動なので、他に興味が向くとそこで食事が終わってしまいます。
             話しかけられても
          「先にお食事してからあとでゆっくり話しましょうね」にしておきます。
 ✔ 正しい位置で食べてもらうようにしますが、
   食べこぼすときはそのままにしておきます。
   そのたびごとに落とした食べこぼしを拾わない。
      うちは、あとで拾えばそれでいいかな。食事のリズムを尊重します。
 ✔ 私が居る間にお野菜、魚介類をたくさん食べてもらう。
     お肉(加工品含む)はひとりででも食べられますしね。   


さて、食事も概ねフィナーレという頃に、
母が「え、食べたいの?」など、もにょもにょ言っているので
「???」と見守っていたら、
きゅうりのぬか漬けを箸でつまんで
メイちゃんの口元に押しつけたので
思わず、「それはやめて!!」と止めました。
それは…子どもの頃、私が、やっていたことで…
布のお人形にやるとえらいことになるんですもの。

そして新バージョン。

庭では、昨年秋に植えたゆりが
次々に花をつけています。

【過去記事です。昨年の9月に植え倒したもの。またまた元気に花を咲かせてくれました】

次の帰省時にはお花、終わっちゃっているでしょうか。